木工事+ボード貼り

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。最近、原秦久の著作キングダムに夢中になっています。次から次へと気になる展開に目が離せず、気付けば昇る朝陽に「おはよう」と声を掛けられてしまうこともあります。恐ろしいマンガですね、キングダム、皆さんも寝不足と朝陽には気を付けてください、二度寝もNGですよ。さて、本日も内装工事を主に実況中継したいと思います。

最初に目に入るのがクリニックの顔である玄関部分です。いよいよ全体に強そうな装甲板が貼られて建物の防御力が益々上がってきた印象を受けます。実際に拳で叩いてみましたが見事にはじき返されました、恐るべき防御力。視力の良い方は気付かれたと思われますが、一部に黒い筋が入っているのが見えるでしょうか。これが、シーリングと言うものでボード同士を接着し水が入らないようにするのと、耐震性を持たせて壊れにくくしてくれる頼り甲斐のある「自分」のような存在になります。・・・ええと、全体の上方を見ると足場が組まれて居ますので、そろそろ二階部分も装甲板(と言う名の外壁ボード)が装着されるのだと思います。

☆正面は強そうになって来ました☆

☆この黒い部分がシーリング剤です☆


☆正面の全体像です、二階に足場ができています☆

続いては内部に入っていきます。まず驚いたことは、天井が非常にスッキリし始めていたことです。あれだけ無秩序に走り回っていた配線の束がしっかり固定されて、まとまりのある姿になりつつありました。烏合の衆だった配線たちが、指導者の下で目的を持って集合し、それを成し遂げようとする強い意志を感じました。配線の集合先も今までは天井から垂れ下がっていただけでしたが、きちんと住処を与えられていました。非常に近代的な作りの集合住宅のようでした。

☆見ていて清々しい気持ちになります☆

☆配線の集合住宅、コントロールセンターです☆

内装工事はどんどん進み、外壁だけではなく、内壁もボードが広範囲に貼られていました。骨格と、むき出しだった臓器に筋肉が付いて行くイメージでしょうか、こちらも見ていてスッキリしてきました。天井や壁を作るための梁も徐々に増え、場所によっては扉の枠も嵌め込まれていました。

☆白い扉枠が嵌められていました☆

最後に、ベストビュー・オブ・クリニックで名高い吹き抜け窓の部分も仕上がりつつあります。但し、吹き抜け部と言うだけあって床が無く、壁も広いために作業が非常に大変なようです。作業中の現場を見たことが無いのですが、想像するだけでもその苦労が伝わります。

☆吹き抜け部にもボードが貼られていました☆

☆床が無いので作業に時間が掛かるようです☆

そんなこんなで、着実にクリニックは完成に近づきつつあります。後は、このクリニックに相応しい医者を準備するだけですので、皆さん期待して待っていてくださいませ☆

も、もちろん医者というのは自分のことです。どうぞよろしくお願い申し上げます。最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。今日もキングダムを読みながら眠りにつきたいと思います。

(了)

木工事 ~主に内装工事~

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。最近は連日の雨模様が落ち着き、暑さも和らいできた印象を受けます。現場では晴天を狙って、日曜日だと言うのに(雨天返上で)、職人さんたちがお仕事をされてました、いつもありがとうございます。さて、本日は以前プレゼント用に描いたパピヨンのイラストを見て頂いてから本題に入りたいと思います。

☆ある友人に狸?と言われました☆

本日は内部の紹介が主になります。先ずは、まだかまだかと完成を待ち続けていた「階段」の紹介です。棟梁の巧みな技術により寸分違わぬ精巧な正に匠の技が冴える芸術品です。この素晴らしい作品によって、怖い思いをせずに1階と2階を行き来できるようになりました。棟梁さん、本当にありがとうございます。

☆待ちに待った、念願の階段です☆

出来上がったばかりの階段を上って、最初に気が付いたのは待合室のテラスのような外に出っ張った部分の天井です。窓の外に見えるFRP防水加工された天井板に白い下地が塗られておりました(赤い矢印でお示しした部分です)。何故か格調高い雰囲気を醸しだしております。

☆お城のようなイメージが湧きました☆

続いては、窓から少し離れたところから撮影したものです。工具が多く、足場が幾層にも重なって分かりにくいかも知れませんが、当クリニックの一番の見せ場である吹き抜け部分が見えます。奥に見える窓(写真中央)が先ほどの写真の窓です。手前に大きな木製の四角い枠(長方形)が見えるでしょうか。この枠は床から高さ60cm位のところにあり、大きな窓が嵌め込まれる予定です。なんと、二階から吹き抜けを介して一階を望むことができます。高所恐怖症で梯子を上り下りするのを怖がっていたのに、こんな構造を作るなんて、と言わないでやってください。

☆ベストビュー・オブ・クリニックになる予定です☆

こちらは、写真にある吹き抜け部から降りた1階の北側(道路側)に位置する突出した半円状のテラスのようなコーナーです(最後に図面を提示します)。茶色い補強用のボードが張られ始めています。その他の場所にもボードが次々と張られ始めていました。

☆1階待合室、壁幅が細くボードを打つのが大変そうです☆

☆1階処置室の壁です、家のように見えてきました☆

待合室コーナーでは様々な箇所にアーチを取り入れております。この他にも電気暖炉やレンガ、タイルなどでちょっとした非日常を演出できれば良いなと考えております。


☆アーチが柔らかい空間を演出します☆

最後に、クリニックの概略図を作りましたので、こちらをご覧になりながらどこの写真を撮ったのかを想像して頂けると嬉しいです。

☆一階は受付・待合室が広々です☆

☆二階は病児保育室がとても大きいですね☆

見た目に派手な大きな作業から、匠の技が冴える細部の作業が増えてきました。これからも実況中継に勤しみたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。あと2か月と先は長いかも知れませんが、お付き合いのほどよろしくお願い致します。可能であれば「ここが分かりにくかった」というご意見や、「竣工を楽しみにしています」などのメッセージを頂けますと幸いです。

(了)

FRP防水工事+壁面工事+木工事

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。またまた暑い日が戻って来たようですが、お変わりないでしょうか。

さて、気圧が不安定なために突然の大雨が多く、外出も億劫な日が多かったかも知れませんが、そんな天気がもたらしてくれたプレゼントです。大きな雲と言うキャンバスに、幾色もの光と言う絵の具を用いて壮大な虹が描かれておりました。思わず感動の声を上げてしまいました。

☆美しい自然の作り出す芸術ですね☆

それでは、本題に入ろうと思います。今回は夕方以降に撮影した写真を多く使っているために、少し暗く見えてしまいますがお気になさらないでください。先ずはFRP防水加工をした屋根の画像です。薄いガラスの膜が陽の光を反射して輝いています。また、見た目がふわふわのガラス繊維の名残が見えます。これなら水を弾くこと間違いなしですが、ここに下地を塗って表面を調えて作業終了となります。許可を得てFRP防水加工の上を歩きましたが、粘着力がとても強くて何度となく転倒しそうになりました。

☆トリモチの上を歩くねずみの気持ちでした☆

裏庭に入り込むと大きな変化に気が付きました。地殻変動があったのか、6月上旬以降のブログでちらほら見られていた標高2mくらいの裏山が消えてしまったのです。あの山は、将来数百年も先まで「糸魚川こどもクリニック山」として人々に信仰され、子どもたちに愛されるはずだったのに・・・、夢ははかなく消え去ってしまいました(大げさ)。

☆上は6月18日の写真です☆

☆8月22日には地殻変動によって山がなくなりました☆

壁面にはグレーのボードがドンドン貼られており、南側は二階も作業が完了してました。また、一階東側(地域振興局側)にもボードがきれいに張られていました。日に日にクリニックらしい姿になって来ましたね。


☆上が南側の写真です、中から光が漏れています☆

☆東側も殆ど完成しております☆

最後に、高所恐怖症の自分が完成を楽しみにしているものと言えば・・・、そうです階段です。棟梁の設計により美しい階段が出来上がりつつあります。今回は外から見た階段を撮影してみました、なんだか幻想的ですね。

☆柔らかい光の中に浮かび上がる階段☆

本日も最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。竣工後は皆様に内覧会のお誘いを通知いたしますので、お楽しみにしていてくださいませ。それでは本日はこれにて、失礼いたします。

(了)

FRP防水工事+壁面工事

皆さんこんにちは、本日は久々に晴れ間が見えますね。ということで、日曜日ではございますが、防水処理の業者さんが駆けつけてくださいました、ありがとうございます☆それでは、本日も進捗状況のご報告です。

先ずは何故晴れの日に防水加工か?から説明させてください。防水が必要になるのは北側(中央大通り側)と玄関側(堤ハウジングさん側)にあるテラスのような構造をしている出っ張った場所です。下の写真でいうと、雨水などで濡れないようにとビニールシートで覆われている箇所のことです。ここは水が溜りやすい構造をしているために、特殊な防水加工が必要となります。それが今回のタイトルとなっている、FRP防水加工です。FRPは特殊警察部隊のような響きではございますが、Fiber Reinforceed Plasticsつまりは線維強化プラスチックの頭文字をとったものです。

☆この青いテントの中で屋根の防水工事をされています☆

屋根に相当する部分に下地を塗って、その上に耐水性のあるポリエステル樹脂を塗りつけます。塗付後、速やかにふわふわした羽毛のような(下の写真が実物で、触るとチクチクして痛いです)ガラス繊維を載せて(貼って)いきます。ガラス繊維を敷き詰めたところで、その上に再び樹脂を塗りつけていきます(含浸)。

何故こんなミルフィーユ・サンドのようなことをするのかというと、耐水性のある樹脂ですが、塗りむらがあったり、塗っていなかった部分があったりするとそこから水が漏れてしまいます。そういった部分を減らすために樹脂を塗った上に、樹脂に親和しやすいガラス繊維をたっぷり貼り、さらにその上に樹脂を塗るのです。こうすることで親和したガラス繊維が塗り残しや目には見えない細かい小さな穴などを覆い、耐久性と機密性を保ち水漏れを防ぐようです(含浸処理)。

☆ふわふわして見えるガラス繊維ですが触ると痛いです☆

ただし、この作業は水が大敵なようで、下地が濡れていたり、樹脂がしっかり乾かないとやり直しになってしまうために、晴れの日に、シートを張ってまで作業をされているようです。休日返上で、しかもシートの下という蒸し暑い環境下で作業して頂くなんて、申し訳ないと言いますか感謝・感激と言いますか。今夜はたくさん飲んで疲れを癒してください。

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続いては外部の報告です。外壁が張られ始めていて、狭くて作業のしにくい東側(地域振興局側)や二階を除いて、だいぶん仕上がって来ました。アーチの部分には煉瓦が、そうではない部分にはシートが貼られていきます。建築工事の見どころですので、皆さんお見逃しなく☆シャッターチャンスもきっとあります。

☆南側(裏側)の一階部分はほぼ外壁が出来上がりました☆

☆北面(表面)もだいぶん出来上がりました☆

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こちらは内部です。細かい作業が多く、柱の太さなどの微調整が見受けられました。

☆誰かが建物内でチーズを食べていたようです☆
☆実は木屑です☆

天井も所狭しと配管が伸びていました。中には生き物のような見た目のものも居て、ちょっとした肝試しをするには最適の場所かも知れません。

☆上は空調システムですが巨大な蟹のようにも見えます☆

☆配線と配管の森☆

☆制御室はさらに配線が増えました、カオスです☆

また、大きな家具が作られ始めました、その名は階段!いつもは写真左端に見える梯子で怯えながら一階と二階を行き来しておりましたが、この階段ができれば怯えることなくクリニック内を往来できそうです。棟梁さま、一日も早く階段の作成をお願い致します。

☆まだ未固定で数段しかできていません・危険☆
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最後までお付き合い賜りましてありがとうございます。今後も全力でブログを書き続けますので、皆様からのコメントをいただけますと嬉しいです。それでは、今日一日もステキにお過ごしくださいませ。

(了)

教育カウンセラー養成講座・教育講演

皆さんこんばんは、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。本日は上越市のワークパル・上越で学校カウンセラーさん向けに3時間に及ぶ教育講演をして参りました。喋り過ぎて喉が痛くなってしまいました。

さて、今回はカウンセラーさんたちが対象ですので、心身症や心気症の患者さんのカウンセリングについて講演しようかと思いましたが、他の講師の皆々様がWMNなど超有名大学の教授でしたので、背伸びをしない方が良いと考えを改めました。自分の経験とスキルを活かして「医療とカウンセリング」という視点で講演をすれば、教授先生と内容が被ることなく恥をかくことなく、より実践向けな講演になるのではないかと思いました。3か月のお時間を頂いてスライドショーを作り、180分間の長丁場に耐えうるものを作り臨みました。

講演後の質問時間に、非常に鋭い質問が飛び交いました。薬物療法を開始したらそのまま続けなくてはいけないのか、服薬期間が長くなった場合に副作用や合併症は出やすくならないのか、甘やかしにならないか、辛かったら(学校などを)休んでも良いんだよと言うのは問題ないのか、頭が痛い、つらいなどと訴えるが実際はそんな印象を持てない生徒にはどう接すればいいのか、夜更かしがやめられない生徒にはどうしたらいいのですか、などなどです。現場のカウンセラーの先生も色々お考えになって対応されているのだと強く感じました。

そして、こんなに上昇志向が強く、生真面目で、熱心なカウンセラーの先生方の居る新潟県にお住いのこどもたちは恵まれているなあと改めて思いました。新潟県万歳☆

本日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。明日も朝陽が皆様に幸せを運んで来てくれますように心からお祈り申し上げます。

(了)

お詫び ~開業時期について~

皆さん、こんにちは。今年のお盆はいかがでしたか、祝日もあって一族の皆さんが勢ぞろいされて楽しくお過ごしになったことと存じます。業者さんたちも、お盆には三連休を取られていたようで報告が遅れてしまいました、ごめんなさい。

さて、タイトルにある通り皆さんにお詫びがございます。

《開業延期》
2017年11月1日を予定しておりました開業日ですが、1週間ほどの遅れが生じてしまいそうです。本来であれば2017年3月末に着工する予定でしたが諸事情で5月末に遅れてしまい、このような事態になってしまいました。病児保育室を期待されていた皆様、当クリニックのご利用を考えてくださった皆様、同職員の皆様、関係者の皆様には心より深くお詫び申し上げます。

一日も早い開業のために、施主(院長)、及び事業者、設計士、関係者一同身を粉にして作業を進めておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。開業後は必ず、糸魚川に住まわれる皆様のお役に立つために尽力致します。

《新聞記事について》
2016年11月3日の糸魚川タイムズの記事についてです。下記に対象となる記事を掲載いたしました。

上記のように実名と開業時期まで細かく記載されています。また、この記事に大きく関与している自分ではありますが、この記事の存在を当時は知りませんでした。掲載後、糸魚川市在住の友人から連絡があり初めて判明しました。

新聞に掲載され、役場が情報源となって発信された開業時期が10月となっておりましたので、期待されていた方々の失望は大きかったのではないでしょうか。記事が出てしまう前に対策が取れず、本当に申し訳ございませんでした。

(終)

 

下記は今回のできごとについて自分なりに考えた文章になります。クリニック情報とは少し離れますので、読み飛ばされるか、お時間のある時にさらっとご一読くださいますと幸甚です。

《延期について・いろいろ》
2016年4月頃に病児保育室を併設するクリニックを作るために、市役所へ問い合わせをしました。糸魚川市も初めての事業ですので、どのような事業にするのか、どのような補助があるのか、何が必要なのか、などなど意見交換をして居りました。その後も幾度となく、高岡市から糸魚川市役所のこども課に足を運び議論を重ねてきました。

そして、クリニックの開業が晩秋~冬場の感染症が流行する時期になってしまうと、新規にできたばかりの病児保育室の運営が難しくなるとお伝えしたところ、市役職側から「県の承認も必要だが、2017年度内の承認を得て、10月には開業できるようにしましょう」という提案で話しが進んでいきました。非常に心強い言葉に泣きそうなほど感謝しました。

その後、県と市との交渉が難航したのか、前例が無いと棄却されてしまったのか、明確な回答を頂けないまま時が経ちました。状況を伺っても、「こちらでできる限りのことはやっています」というような内容が返って来るのみのもどかしい、じれったい時期が続きました。年が明け、春が来て、結局承認されたのは予定よりも2か月遅い2017年5月連休明けとなってしまいました。速やかに業者を選定して、見積もりを作りましたが、着工したのは同年6月1日となってしまいました。

過ぎてしまったことは仕方ない、何とかならないものかと、工期を短縮して、目標とする(掲載されてしまった)10月中に開業できないものかと建設会社・設計士と入念な打ち合わせ、遅くまでの会議などをしております。しかし、『2か月以上の遅れ』を取り戻すことは難しいことが明らかになりました。本当に申し訳ございません。

それから、糸魚川市を何度も行き来し、市役所の職員さんとも面談をしていたにもかかわらず、こういった記事が存在することを知らず、内容の確認もできぬまま皆様に発信されてしまったことを防げなかったことをお詫び申し上げます。自分の浅薄さゆえに導いた結果と思います、改めて気を引き締めなければと思いました。

最後になりますが、経験が浅く、未熟者ゆえに今後も皆様に多大なご迷惑、不快な思いをさせてしまうかも知れません。こんな小生ではございますが、今後とも皆様のお力を貸して頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

(了)

木工事+配管工事(2)

皆さん、こんにちは。本日は涼しい雨模様で心癒されますが、いかがお過ごしでしょうか。今回は外構と内部構造の進展具合をご報告をしたいと思います。見た目に美しい華々しい煉瓦やタイルを貼る工事はもう少し先ですのでお楽しみに。

まずは、外からご案内いたします。木の枠に防湿・防水材(シート)が貼られ、玉虫のように輝いているのが本クリニックの一番の見せ場である煉瓦のアーチです。正面側(西側、堤ハウジングさん側)と道路に面した側(北側、公文さん側)に設置される予定です。シートを貼られて耐久性の増したその姿、そして大きさに期待感が高まります。


☆正面、玄関口の煉瓦のアーチになります☆


☆北側、煉瓦アーチ部は写真手前です☆

続いて内部をご案内いたします。天井は所狭しと配線が走っております、まるで血管と神経の束のようです。この無秩序を思わせる配線はまとめられてある場所へと向かいます。人間でいうところの中枢神経、脳に当たる部分、制御室に集められております。

☆ものすごく多種類の配線の行先は・・・☆


☆制御室で一括されます☆

もちろん、室外機に繋がる配線などもありますので、外部にも写真のように配線の束が飛び出しております。異様な光景です・・・。

 

 

☆左:外部への配線の束☆


☆束が一面に連なります、すこし恐い風景ですね☆

気になると言えば、入口に置いてあったこの袋。風神雷神図屏風の風神が持って居そうな袋です。中身は何かというと、先ほど出て来た写真にも掲載されていた配管のようです。オシャレで力強いネーミングに感心しました。


☆この偉大なる風神は銀色に輝く配管のことです☆

☆ボクが風神ダクト、よろしくね☆

さらに、空調装置も最大径が1メートルを超すような大きなものが次々と吊り下げられていました。来年の夏には大活躍が期待されます。それにしても、落ちて来ないか心配です・・・。

☆たくさんのエアコンが吊り下がっています☆

最後になりますが、二階の病児保育室の進捗状況です。床暖房の上に床板が敷かれており、土足厳禁となっておりました。スリッパを持って来ていなかったので見学を断念しようと思いましたら、職人さんが「そのままで大丈夫ですよ」と声を掛けてくださいました。甘えてばかりでごめんなさい。

☆床暖房の上に床板が貼られていました☆

本日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます。もう少しで半分というところに到達しました、一日も早い竣工を楽しみにしていてください☆

(了)

木工事+配管工事

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。こちらは無事に台風を乗り切ることができましたが、皆さんもご無事であることと一日も早く元の生活に戻れますよう心からお祈り申し上げます。

さて、こちらは8月6日の夕方の空です。雲と空のコントラストがとても美しかったために撮影しましたが、携帯電話に付属するカメラでは解像度に限界があるようでした。

☆虹が隠れているのですが分かりますか☆

続きまして、クリニック情報です。先日お伝えしたポリウレタンを覚えていらっしゃいますでしょうか。そうです、腐海の森の植物のような物体です。その屑がまとめて現場のごみ箱に破棄されていました。この姿は見た目にスポンジのようですが、それよりも硬度があります。

☆削り取られたウレタン屑です☆

以下は8月8日、まさに糸魚川を台風5号が通過した日の写真になります。機材の打ち合わせをした後、18時頃に現場に向かいました。この雨風だから、きっと工事は進んでいないのだろうな、と考えながら現場に到着すると見たことの無い光景が目に入りました。なんとクリニック内から光が漏れていたのです。まさか既に誰かが開業しているのか、と妄想して敷地内に入ると、たくさんの業者さんたちのクルマが並んでいました。そうなのです、実はこんな悪天候の中で皆さんが作業を続けていらしたのです。


☆暗雲と暗闇の中で薄暗く光る、まさにダンジョン☆

やや興奮気味で内部に入ると今話題のRPGであるDQのしびれクラゲのような巨大な照明が現れました。この大きな提灯が照らす光によって周囲に10人近い職人さんが居て、皆さん細部のチェックや配管の取り付けをされているのが分かりました。先日までは空間に余裕のあった天井は、この日には余すところなく配管・配線が並んでおりました。この新しい配線は何だろう・・・?と思って眺めていると「これはスイッチの配線ですね。こっちは電気で、こっちは・・・」と傍にいた電気系配線の担当のお兄さんが丁寧に教えてくださいました。なんと配線の種類が多いこと。天井が暗くてうまく撮影できませんでしたので、画像は後日に添付致します。

☆夜間の道路工事で見たことあります☆

2階部は床の色が変わっていたのに驚きました。黒っぽい板が敷かれ、その上には銀色の鉄板のようなものが敷かれていました。建築担当の方に伺ったところ、黒いのは緩衝・遮音材で、銀色の鉄板は床暖房とのことでした。1階のコンクリートに埋め込んだナスカの地上絵を彷彿させる床暖房とはだいぶん違いますね。

☆遮音材を敷いているところです☆


☆2階の床暖房は近未来な雰囲気です☆

台風にも関わらず作業を続けてくださる職人の皆さんには本当に感謝しております。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。きっと仕上がりも素晴らしい作品になるだろうと期待が高まります。

この度も最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございます。皆さんにとって、本日も幸せな一日となりますようにお祈りしております。

(了)

木工事~ウレタン吹き付け~

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。日に日に水田の苗が伸び、蝉が声高々に歌い、かき氷が美味しくなって夏らしさを感じる今日この頃であります。さて、最近は内部の工事が多く、見た目に変化が分かりにくいと思いましたが、動きがございましたのでご報告申し上げます。

まずは屋根です。本クリニックで最も広い二階部の屋根が完成しました。この炎天の中、日焼けと高所という恐怖にも屈することなく、職人さんが一枚一枚丁寧に気の遠くなるような作業で取り付けてくださいました。この屋根が完成したことで、階下で仕事される方の熱疲労がだいぶん軽減されることと思われます。イケメンな職人さんたち、ありがとうございます(写真が無くてごめんなさい)。

☆黒く輝く屋根、ゆえに足跡が目立ちます☆

続いては内部構造についてです。ところで、下の写真にございます太いホースは何だと思われますか。中央に金属があり絶縁体のようなもので包まれております。自分はてっきり電気回線かと思ったのですが、なんと冷房の配管(冷媒配管)だそうです。このホースは、来院された方々が院内で熱中症にならないための強い味方です。

☆輝く銅線が高貴な雰囲気を醸しだします☆

建物内に入り天井を見ると、風の谷のナウシカの腐海の森を思わせる光景が広がっておりました。天井一面に生息するカビのような生命体、垂れ下がる管は腐海の蟲たちのようでした。腐海は、蟲たちは実在していたのか・・・、と遠い目をして思いを馳せていると傍にいた職人さんから「これはウレタンという断熱材ですよ」と声を掛けられました。その職人さんの姿を見て腰が引けました、なんと腐海の植物たちを全身に纏った(まとった)ような姿だったのです。どうやら、乾いたウレタンを削っていたところ、全身にウレタン屑がくっ付いてしまったようなのです、ドルクの民ではありませんでした(写真が無くてごめんなさい)。


☆1階の天井、垂れ下がっているのは冷媒配管☆


☆2階の天井、腐海の森のよう☆


☆きれいに削られたウレタン、美味しそう☆

ウレタンを吹き付けられた天井には換気のための銀色に輝く太い配管が新たに張り巡らされていました。人でいうところの気管でしょうか。本クリニックの見映えのために、配管の出口にあたる排気口(人でいうところの鼻)は、表からは見えないように全て裏側に回していただきました。その分、配管が長くなってしまいましたが、設計士・業者の皆さんには感謝申し上げます。

☆おそらく一番太い配管です☆


☆先ほど紹介したものより細身の冷媒配管です☆

来週も内装工事がメインとなりますが、順調に進めばいよいよ外構のタイルを貼り始めます。そうなれば華やかな場面が多く、ブログも毎日のように更新するかもしれません(わくわく)。最後に夕日を浴びて金色に輝くクリニックを掲載いたします。完成が楽しみでなりません。

本日も最後までお読みくださいまして、誠にありがとうございます。台風5号が近付きつつあるようですので、皆さんも万全の対策をして備えてくださいますようお願い申し上げます。

(了)

木工事~サッシ取り付け・内外部造作~

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。夏らしい暑い日が続いておりますが、お変わりないことと存じます。

本日は先ず嬉しいお知らせから報告させてください。なんと、この2か月余りで当クリニックのHP(ホームページ)を閲覧された方が2,000人を突破いたしました!皆さんお気に掛けてくださりありがとうございます。これからもHPや本ブログを通じて、クリニック関連の情報、学会や勉強会、最近流行している感染症についてなどの情報を可能な限り発信していきたいと思いますのでご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、本題に入りたいと思います。今までのクリニックの写真は骸骨と言いますか、骨格のみの画像が多かったと思いますが、いよいよ窓が付いたり、配管が付いたりと建物らしい体(てい)を成してきました。人間でいうと母親のおなかの中に居て臓器が作られ始める”器官形成期”と言ったところでしょうか。

先に外部の説明をしていきたいと思います。写真の手前に見える木でできた柱、こちらは本クリニックの見せ場でもある玄関の煉瓦アーチの基(もと)になります。こちらにチョコレート色のレンガを丁寧に貼り、クリニック全体に美味しそう・・・、ではなく優しい印象を持たせます。

☆職人さんが丁寧に作り上げてくださいました☆

続いてはクリニックの裏面の説明です。先日までは無かった窓が嵌め込まれています。さらに、分かりにくいと思われますが、一階部分には屋根も仕上がっています。屋根が分かった方は相当な視力の良さと想像力をお持ちだと推察されます。


☆ほぼすべてのサッシに窓が嵌め込まれました☆

内部に潜入すると前回よりも薄暗くなっておりました。ダイライトという壁板が四方に貼られ、外部からの光を遮っていたようです。まさにその”お陰”でしょうか、屋内がとても涼しくなりました。写真を見て頂くと天井に細くて青い管と赤い管、太くて青い管が見えると思いますが、こちらが水関係の配管になります。色の違いは水かお湯かを区別するもので、太いものは排水管です。ここにはさらに換気のための管、エアコンの配管、電線などが入り込み、それはもうカオスになることが予想されます。

☆屋内を血管のように配管が行き交います☆

最後に、いつもの高所からの写真になります。まだまだ先は長いですが、クリニックの完成が楽しみでなりません。

☆一階の丸窓がお気に入りです☆

本日も最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。皆さんがこの暑さと上手にお付き合いして、今日一日を最高の日にされますようにお祈り申し上げます。

(了)