飛沫ブロッカー撤去について

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。温かくなり雪が解け、南風が吹くようになってきました。こんな時はスギ花粉が非常に飛散しやすいので、スギアレルギーの方はマスク、ゴーグル、舌下免疫療法などの十分な対策を取りましょう。

さて、本日は他でもありません。飛沫ブロック撤去についてのお知らせです。理由としては、これらの装置により飛沫の拡散が殆ど防げないと考えられる論文が発表されたこと、それから衝突や落下などの危険性があるためです。

それでは、飛沫拡散防止効果について検証してみましょう。豊橋技術科学大学の研究班が日本の誇るスーパーコンピュータ「富岳」でシミュレーションを行ったところ、口や鼻を覆わないフェイスシールド、マウスガードはほとんど効果がないという結果が報告されました。マスクは細かい繊維などで口や鼻から出た飛沫を空気中に放出してしまう前に引っかけることができるので拡散防止効果が高いようですが、マウスガードやフェイスシールドは口や鼻から出て空気中に放たれてしまった小さな飛沫をブロックすることができないからと推察されます。

となりますと、飛沫ブロッカーを立ててもアクリル板を乗り越えて飛沫が向こう側に放たれてしまうため殆ど無効だと推察されます。さらに、飛沫ブロッカーは透明のためにスタッフや来院された方々がぶつかってしまったり、除菌をするのに手間であったりを考慮して撤廃することにいたしました。

ケアネットさんから画像を拝借いたしました

上記の他にも研究がなされていますが、一般的に飛沫ブロッカー(パーティション)やマウスガードによる飛沫(エアロゾルも含む)の飛散防止効果は0ではないもののマスクなどに比べて弱い、と報告されております。

最後になりますが、当院では感染拡大予防のために定期的な換気、頻度の高い接触部の除菌、使いやすい手指消毒装置、非接触型体温計、空気清浄機の導入などを行っております。飛沫ブロッカーは撤去しますが、十分な感染対策を行って参りますのでよろしくお願い申し上げます。

(了)

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