皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。上記にもございます通り、本日は感染症の情報をお伝えします。
高い熱、のどの痛みに加えて、手足や口の中、口の周りにボツボツが出来てしまう病気、そうです手足口病が今もなお市内で流行し続けております。大人の方も発症することがあり、小児と違って手足のブツブツを触れられるだけで痛みを感じるなど重症化しやすいので気を付けましょう。基本的に、熱が下がってしまえば他者に感染することはありませんが、便の中にもウイルスが潜むために手を洗った後は別々のタオルを使うようにしましょう。
それに加えて、アデノウイルス感染症が西海保育園を中心に流行しております。3-5日間続く高熱、のどの痛みや目の充血、ひどいときには咳が強く出ることもあります。熱などの症状が落ち着いて2日間は学校、保育園はお休みしましょう。youtubeで説明動画もございます(こちら→https://www.youtube.com/watch?v=2murh0Kqiac)。
その他にもRSウイルスやヒトメタニューモウイルスも散見されますのでご注意ください。また、迅速検査ができるものに関しては、各保育園、幼稚園、小中学校での流行を把握するために検査を施行することもございますので、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に、週に一度、保健所から糸魚川市内の感染状況を報告してくれるFAXが医療機関に届きます。そちらによると市内ではRSウイルスも手足口病も、りんご病(伝染性紅斑)も、ヒトメタニューモウイルスも殆ど見られないとなっています。うーん、本当でしょうか、少し心配です。
(了)