RS・ヒトメタニューモウイルス感染症情報

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。昨年の今頃は市内で百日咳が流行してしまい、非常にドキドキする日々でした。なぜなら、百日咳は三種混合ワクチンや四種混合ワクチンを接種していないお子様に発症してしまうと致命的になることが知られているからです。そんな窮地でありましたが、中村恵先生をはじめとする医師会の皆様のご尽力のおかげで、乳幼児や大人の方まで拡大することなく収束しました、本当によかったあ。百日咳について詳しく知りたい方はこちらをご確認くださいませ(こちら百日咳→http://blog.itoigawa-children-clinic.jp/2018/09/15/百日咳報告%ef%bc%88糸魚川市内、第一例%ef%bc%89/)。

さて、今月になって市内の保育園、幼稚園を騒がせていると言えばRSウイルス感染症とヒトメタニューモウイルス感染症です(ヒトメタ・・・はhMPVと略します)。前者は西海保育園、糸魚川東保育園などで、後者ははやかわ保育園、中央保育園、糸魚川幼稚園などで流行しているようです。運動会や文化祭、発表会が多い時期ですのでこれらの感染症を発症しないように、うがい手洗いをこまめに行いましょう。また、咳や鼻汁が中々治まらないようでしたら、医療機関を受診されることをお勧めします。どちらのウイルス感染症も最初は風邪症状で発症し、長引くという特徴がありますよ。

当院でお配りしているRSウイルス疾患プリントです

ヒトメタニューモウイルス感染症についてはこちらをご覧くださいませ(こちらヒトメタニューモウイルス→http://blog.itoigawa-children-clinic.jp/2018/05/12/ヒトメタニューモウイルス感染症/)。

いずれにしても特効薬がなく、すっきりすぐに治らないかも知れませんが、症状を和らげることはモチロンできます。気になることがございましたら早めの受診をお勧めします。

(了)