インフルエンザ感染情報

皆さんこんばんは、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。寒い日が続きますが、お変わりないでしょうか。本日は糸魚川市内のインフルエンザ流行状況をお伝えします。

能生方面の保育園などでインフルエンザAを発症されている方が増加しております。能生へお出かけされる際は十分にお気を付けください。また、1月4日から登園が始まっている幼稚園・保育園に通っているお子さんの報告が現時点では多いのですが、新学期が始まりましたので小学生・中学生のお子さんも十分に気を付けてください。お子さんが発症されてしまい、預け先に困ってしまったときなどは病児保育室(生後6か月~小学校卒業まで利用可能)もご利用くださいませ。

寒の入りとなり、ひときわ寒くなって参りましたので、皆さんも体調を崩されませんようにご自愛くださいませ。

(了)

インフルエンザについて《診断・治療編》

皆さん、おはようございます。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。1月6日の休日診療でもインフルエンザAを発症されて受診される方が多く見られました。そこで、本日は万が一罹患してしまった場合の対応などを皆さんにお伝えしたいと思います。

(1)インフルエンザの診断について

 最近発売された検査キットは非常に感度が良く、検査で陽性となった場合はほぼ間違いなくインフルエンザと診断がつきます。しかし、検査をするタイミングが早かったりすると『陰性』つまりウイルスが居ないと結果が出てしまうこともあるので過信すると痛い目に遭います。また、検査をせずとも症状や経過が明らかであればインフルエンザの診断がつくことがあります(痛みを伴う検査に頼り切らないことも重要かもしれません)。

(2)治療薬について

 インフルエンザの診断がついた場合、内服薬、吸入薬、最終手段として点滴による加療があります。全身状態が良好で、殆ど症状がない方はこういった治療薬を用いることはありません。一方で症状が強く出てしまった方、幼少の方、ご高齢の方には治療薬が必要になることが多いです。当クリニックでの主な処方薬は、安全性が高く、局所に留まる吸入薬となります。しかし、吸入薬も技術を要すること、乳糖アレルギーや喘息をお持ちの方には処方がし難いという側面もありますので、皆さんが同じ薬になるとは限りません。また、ご存じの方もいらっしゃると思いますが以前は乳児には抗インフルエンザ薬の処方が控えられておりました。最近では状況に応じて処方しても良いと方針が変わっております(乳児は免疫が弱いですからね)。
 最後に、この季節に発熱や咽頭痛などの症状を来す疾患はインフルエンザの他にもありますので、インフルエンザ特有の治療薬を使う際は細心の注意を払う必要があります。

(3)休職期間・出席停止期間、登園停止期間について

 学校・保育園・幼稚園では保健法による規定が決められていますが、成人の方々には順守する規定は特にありません(詳細は下記資料をご覧くださいませ)。各企業によって対応が異なると思いますので職場の人事部にご確認くださいませ。尚、服薬加療をされた方は熱が下がった後も数日間はインフルエンザウイルスを排出して、他の方に感染させてしまいますのでご注意ください。

資料-1 インフルエンザについて、疾患説明プリント
資料-2 インフルエンザの出席停止期間について

最後になりますが、皆さんも外出から戻られたらうがい手洗い、そして疲れを残さないように規則正しい生活を行い、インフルエンザを発症させないようにしましょう☆それでは、皆さんがご健康でいらっしゃるように心からお祈り申し上げます。

(了)

インフルエンザA型流行の兆し

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。

昨日、本日の診療で能生にお住いの10名を超える方々がインフルエンザA型を発症されて受診されました。普段は屈強な成人の方もが院内の個室にあるベッドから起き上がることができずにグッタリされていました、インフルエンザの破壊力は侮れないです(お話しによると予防接種をされていなかったようです)。また、発症された方の殆どが問診で「人が集まる場所(行楽地や商業施設など)」に出かけていたと答えてくださいました。もちろんインフルエンザワクチンを接種された方でも発症してしまうリスクがございますので、不要不急の外出は控えられた方が良いかも知れません。

いよいよ新学期、仕事始めの時期となりました、皆さんが清々しい気持ちで学業、業務を始められますよう心からお祈り申し上げます。

(了)

産業医講習会 in 新潟市

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。先日(12月2日)は休日診療ができずに申し訳ございませんでした。ちゃんと産業医講習会に参加しておりましたので報告したいと思います。

12月1日は午後から富山市に出張・宿泊、その翌日に新潟市へ産業医の講習会に向かいましたので、2日間でなんと600㌔も社用車を運転することになりました(東京生まれの自分としては驚きの数字です)。講習会は午前10時からの開催でしたので、間に合うために富山市を出たのは朝6時(早朝)、観光とか美味しいものとか温泉とか、そういったものを楽しむ余裕などモチロンありませんでした。

12月2日の早朝、薄暗い高速道路を眠気眼で運転しているときに車窓から見えるものは美しい新潟の自然と、こちら以上にすごい速さで駆け抜けていく自動車でした(新幹線かと思いました)。新潟にお住いの方々はスピード感あふれる生活をしていらっしゃるようですね。のろのろと運転すること3時間強、事故なく遅れることなく9時30分頃に会場となる新潟県医師会館に到着しました。

10時から18時まで講習会が滞ることなく行われ、終わるや否や翌朝の業務のために急いで糸魚川市へ戻りました。新潟市内を観光する間はもちろんございません。この講習会で得られた知識を活かして、糸魚川に住まう皆さんがより幸せになりますように明日も診療に臨みたいと思います。

できれば、せめて上越市、遠くてもいいので行き慣れた東京で講習会があると本当に助かるのにと強く思いました。

(了)

産業医研修会 in上越市 新潟県民は高血糖⁉

皆さん、こんばんは。一段と冷え込んできましたがお変わりないでしょうか。西は富山市、東は上越市で冬の悪魔『インフルエンザ』罹患者が増えて来ました。うがい手洗い、規則正しい生活を送り、予防接種でインフルエンザを発症しないようにしましょう☆

さて、2018年11月18日(日)の休日診療後に産業医研修会に参加して参りました。高速道路を走り抜け、上越ICに到着し、西に向かって走ると中学校の近くに上越医師会館があります。クリニックから約50分間で到着できるところにあります。

この日の内容は『労働災害防止計画』と『うつ病と脂質(タイトル改名)』についてです。

《労働災害防止計画》

皆さん、ご存知かもしれませんが、新潟県は全国とくらべて血糖値が高い人が多い地域です。お米がおいしいからか、おいしい食材が多いためか、理由は定かではありませんが健康診断で血糖値の異常を指摘される方が多いようです。健診を受けた周りの人たちが血糖値が高いから、自分も少しくらい高くても大丈夫、なんて安易に考えないでくださいね。血糖値が高い状態が続くと血管、そしてその血管が走っている臓器に恐るべき打撃を与えることになります。自覚症状がないままに進行しますので適切な治療(食事療法、運動療法、薬物療法、最終的には皮下注射)を開始して取り返しのつかないことにならないようにしましょう。

《うつ病と脂質(改題)》講師 富山大学医学部公衆衛生 准教授 浜崎先生

皆さん、ご存じでしょうか。実は、魚をよく召し上がる人と、まったく召し上がらない人と比べるとうつ病の発症率、心臓病(特に心筋梗塞)の発症率が大きく異なります。思い出してください、ご近所の方で魚好きな人と、嫌いな人では大きく人柄が異なりませんか。お寿司屋さんの板前さんと焼き肉屋の店主ではどうでしょうか。皆さんも、おいしいマトウダイやセイカイ、アンコウなどを食べているときはニコニコしていませんか?その通り、魚をよく召し上がる方はいつも笑顔で心も健康なことが多いです。なぜなら、魚に含まれるドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸(ω3系脂肪酸)がストレスを和らげ攻撃性を減らす効果があり、さらにはうつ病になりにくくすると言われています。実際に、魚をこよなく愛す日本人と、内陸の多い肉食アメリカ人を比べると、うつ病の発症率がアメリカ人の方が著しく高いのです。確かに、当クリニックで勤務される漁師の奥様はいつも笑顔です。

ということで、怒りっぽい人や落ち込みやすい人は是非とも魚をたくさん食べましょう☆・・・となるのですが、魚が苦手で食べられない方はドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸のサプリメントでも大丈夫です。講演された先生のお話しでは「食後」に摂取するのが望ましいということですので、おなか一杯になる前にサプリでDHA、EPAを補充しましょう。

 

気付けば日曜日もあっという間に終わり、月曜日から通常業務が始まります。しかし、美しい自然豊かで人柄優しい糸魚川に住まう皆さまのお役に立つためにも、糸魚川こどもクリニックはこれからも頑張りますのでよろしくお願い申し上げます。

(了)

百日咳感染情報~糸魚川市内について~vol.3

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。急に寒くなり、乳幼児健康診査を受けるためにおむつ一枚のお子さんが風邪をひいては大変とヒーターを点けました。こんな時期は体調を崩しやすいので十分にお気を付けください。

さて、タイトルにもある通り百日咳感染の報告です。当院では9月中旬から発症された方が増え、10月12日現在までに22名の方を報告しております(糸魚川小学校の方が過半数を占めております)。糸魚川市内では同期間中に33名の方が発症され保健所に報告されていますが収束の兆しは見られません。その理由として、百日咳は発症しているかどうかの判断が難しく、インフルエンザのような囲い込みができません。これ以上の感染拡大を防ぐためにも、百日咳が疑われる方には登校・登園を控えていただくなどの対応をしていただくことになると思いますが何卒ご了承くださいませ。

また、百日咳の病気について資料を作りましたのでご確認賜れますと幸いです。

読書の秋、芸術の秋、味覚の秋、嗅覚の秋、グルメの秋、おいしい食べ物の秋、馬肥ゆる秋、デザートの秋、食欲の秋・・・、えーっと、本題から少々逸れてしまいましたが、この素晴らしく楽しい秋を堪能するためにも感染症対策を十分に行い感染症に備えましょう☆

(了)

アレルギー勉強会in横浜

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。9月29-30日はアレルギー性鼻炎の勉強会(演者として)横浜に出向して参りましたのでご報告申し上げます。

会場は桜木町駅付近にあるロイヤルパークホテルの23階の会議場。当クリニックの床面積と同じくらいの広々としたフロアでした。そう言えば、10階以上ある建物に久々に入りましたね。慣れないに合わないスーツを着込んで、外来管理に難渋したアレルギー性鼻炎の症例というタイトルを発表しました。会場にいらした医師は耳鼻科の先生が多かったのか、へえ、小児科ではそういう治療をするのかと頷いていらっしゃいました。

他にも数題の演題が上がっていたのですが、どの演題でも取り上げられていたのが『フェキソフェナジン/プソイドエフェドリン配合薬』の効果、切れ味の良さでした。フェキソフェナジン・・・配合薬と言えば皆さんご存じのディレグラですね。ただ、錠剤が大きく、空腹時に飲まないといけないために忘れやすいのが欠点です。しかし、その欠点をも上回る即効性、抗炎症作用などは本当に素晴らしいと思います。

興味深い演題に「アレルギー性鼻炎を発症されている患者様の鼻粘膜では感染症が成立しやすく治りにくい」という基礎研究の内容がありました。確かに、外来にお見えになるアレルギー性鼻炎の方が風邪をひいてしまうと、中々治癒に至らなかったり副鼻腔炎を併発してしまったりすることが多いと経験的に感じておりました。それがすでに研究レベルで解明されていたことに感動しました。

これからも、アレルギー性鼻炎に苛まれ困っていらっしゃるの患者様が一人でも減りますように、勉強会での知識を活かして診療に臨みたいと思います。

(了)

百日咳感染情報~糸魚川市内~

皆さんおはようございます、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。2018年10月1日現在の当クリニックで確定診断に至った百日咳の患者さんの報告です。新規の報告はより下に掲載しております。

(1)糸魚川小学校 ほぼ全学年

(2)西海小学校 高学年

(3)糸魚川東小学校 高学年

(4)能生保育園 4‐6歳児クラス

(5)能生小学校 低学年《new》

(6)糸魚川中学校《new》

(7)やまのい保育園 4‐6歳児クラス《new》

各学校、保育園、幼稚園の皆様には保健所や教育委員会から報告、連絡などあると思いますので対応をよろしくお願い申し上げます。また、それぞれの教育機関で対応も異なるかも知れませんが各機関の方針に従ってください。

最後に、当クリニックのブログにもございます通り、適切な診断(問診、咽頭検査または血液検査)と治療があれば過度に恐れる必要のない疾患です。尚、『9月15日の百日咳感染報告』をご覧になられていらっしゃらない方は是非ともご確認くださいませ、よろしくお願い申し上げます。

(了)

百日咳感染報告~糸魚川市内について~

皆さんこんにちは、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。2018年9月中旬頃から糸魚川市内の小学校、保育園・幼稚園で百日咳の患者様が見つかっております。

(1)糸魚川小学校 ほぼ全学年

(2)西海小学校 高学年

(3)糸魚川東小学校 高学年

(4)能生保育園

各学校、保育園、幼稚園の皆様には保健所や教育委員会から報告、連絡などあると思いますので対応をよろしくお願い申し上げます。また、当クリニックのブログにもございます通り、適切な診断(問診、咽頭検査または血液検査)と治療があれば過度に恐れる必要のない疾患です。

しかしながら、乳児が罹患してしまうと重症化し、死亡する例もありますので十二分にご注意ください。尚、咳が立て続けに出る咳のために夜間も寝苦しい1週間以上咳が続くなど症状のある方は医療機関の受診をお勧めいたします。さらにご家庭・ご近所に6か月未満のお子さまが居る、近日中に出産を控えている方は十分にお気を付けくださいませ。

最後になりますが、是非とも『9月15日の百日咳感染報告』をご覧になられていらっしゃらない方はご確認くださいませ、よろしくお願い申し上げます。

(了)

百日咳報告(糸魚川市内、第一例)

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。さて、本日はタイトルにもあります通り、百日咳のお話しです。

先日、当クリニックに咳がひどくて眠れないという小学生の患者さんがお見えになりました。一度咳をすると止まらないくらい続くということで百日咳の検査をしたところ、翌日になって検査委託業者から「陽性です(百日咳菌が居ました)」という報告を受けました。お隣の上越市でも先月から罹患者増加中、ということですのでしつこい咳が続く方は医療機関受診をお勧めします。適切な診察、必要に応じた検査、抗菌薬の内服で治療できますのでご安心ください。

ところで、百日咳とは何なんでしょうか。読んで名の如く、一度発症すると咳が治るまでに約3か月間(100日間)要するという疾患です。特に乳児が罹患すると咳発作で呼吸が止まってしまい命を落とすこともあります。しかし、最近は百日咳で命を落とした乳児がいるというニュースは聞かないと思います。なぜなら、1960年代以降に生まれた皆さんは幼少時に予防接種を受けていらっしゃるからなのです。ワクチンって本当にありがたいですね(問題:百日咳の含まれるワクチンの名前をご存じですか、答えはブログの最後に掲載します)。

ところが、この幼少時に得られた抗体(免疫)は年を追うごとに減っていきます。なんと過去の全国調査では小学校の低学年頃で最も減少しその後に少しずつ増えていくということが判明しました。いったん減ったはずの抗体が増える、これは自然界では起こりえないことです。では、なぜこのような現象が起こったかというと、抗体を失った小中学生が再び百日咳に罹患してしまい新たに抗体を作り始めたからだと推察されています。予防接種をすることで命を落としかねない乳幼児は百日咳を発症しないのに、小中学生になると百日咳に苦しめられるという変わった状況になってしまったのです(知らぬ間に罹患し、知らぬ間に治ってしまうのですね)。

☆上図 www.falco.co.jp/business/41-014-2.pdf から引用☆

そこで立ち上がったのが日本小児科学会です。就学前に百日咳のワクチンを追加接種して、就学後も百日咳から子どもたちを守ろう!という運動が始まりました。下記に平成30年度8月に更新された予防接種スケジュールを添付いたします。

☆上図 日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール最新版☆

残念ながら、就学前後の百日咳を含むDPTワクチンの追加接種は現時点では定期接種ではなく任意接種となってしまうために皆さんの負担となってしまします。しかし、小さなお子様(特に乳児)が居るご家庭や、新しい家族が増える、または増える予定であるというご家庭ではお父さん、お母さんも予防接種をご検討ください。ご自身の発症した感染症が子どもに感染して、子どもがつらい思いをする(最悪の場合は亡くなってしまう)なんて考えたくもないですからね。

末筆となりますが今月は3連休が多くてお出かけ日和です。こんな素敵な時期ですので皆さんも体調など崩されませんように、どうぞご自愛くださいませ。

(了)

 

クイズの答え

Q 百日咳を含むワクチンの名前

A 三種混合ワクチンまたは四種混合ワクチン