百日咳感染情報~糸魚川市内について~vol.3

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。急に寒くなり、乳幼児健康診査を受けるためにおむつ一枚のお子さんが風邪をひいては大変とヒーターを点けました。こんな時期は体調を崩しやすいので十分にお気を付けください。

さて、タイトルにもある通り百日咳感染の報告です。当院では9月中旬から発症された方が増え、10月12日現在までに22名の方を報告しております(糸魚川小学校の方が過半数を占めております)。糸魚川市内では同期間中に33名の方が発症され保健所に報告されていますが収束の兆しは見られません。その理由として、百日咳は発症しているかどうかの判断が難しく、インフルエンザのような囲い込みができません。これ以上の感染拡大を防ぐためにも、百日咳が疑われる方には登校・登園を控えていただくなどの対応をしていただくことになると思いますが何卒ご了承くださいませ。

また、百日咳の病気について資料を作りましたのでご確認賜れますと幸いです。

読書の秋、芸術の秋、味覚の秋、嗅覚の秋、グルメの秋、おいしい食べ物の秋、馬肥ゆる秋、デザートの秋、食欲の秋・・・、えーっと、本題から少々逸れてしまいましたが、この素晴らしく楽しい秋を堪能するためにも感染症対策を十分に行い感染症に備えましょう☆

(了)

アレルギー勉強会in横浜

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。9月29-30日はアレルギー性鼻炎の勉強会(演者として)横浜に出向して参りましたのでご報告申し上げます。

会場は桜木町駅付近にあるロイヤルパークホテルの23階の会議場。当クリニックの床面積と同じくらいの広々としたフロアでした。そう言えば、10階以上ある建物に久々に入りましたね。慣れないに合わないスーツを着込んで、外来管理に難渋したアレルギー性鼻炎の症例というタイトルを発表しました。会場にいらした医師は耳鼻科の先生が多かったのか、へえ、小児科ではそういう治療をするのかと頷いていらっしゃいました。

他にも数題の演題が上がっていたのですが、どの演題でも取り上げられていたのが『フェキソフェナジン/プソイドエフェドリン配合薬』の効果、切れ味の良さでした。フェキソフェナジン・・・配合薬と言えば皆さんご存じのディレグラですね。ただ、錠剤が大きく、空腹時に飲まないといけないために忘れやすいのが欠点です。しかし、その欠点をも上回る即効性、抗炎症作用などは本当に素晴らしいと思います。

興味深い演題に「アレルギー性鼻炎を発症されている患者様の鼻粘膜では感染症が成立しやすく治りにくい」という基礎研究の内容がありました。確かに、外来にお見えになるアレルギー性鼻炎の方が風邪をひいてしまうと、中々治癒に至らなかったり副鼻腔炎を併発してしまったりすることが多いと経験的に感じておりました。それがすでに研究レベルで解明されていたことに感動しました。

これからも、アレルギー性鼻炎に苛まれ困っていらっしゃるの患者様が一人でも減りますように、勉強会での知識を活かして診療に臨みたいと思います。

(了)

百日咳感染情報~糸魚川市内~

皆さんおはようございます、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。2018年10月1日現在の当クリニックで確定診断に至った百日咳の患者さんの報告です。新規の報告はより下に掲載しております。

(1)糸魚川小学校 ほぼ全学年

(2)西海小学校 高学年

(3)糸魚川東小学校 高学年

(4)能生保育園 4‐6歳児クラス

(5)能生小学校 低学年《new》

(6)糸魚川中学校《new》

(7)やまのい保育園 4‐6歳児クラス《new》

各学校、保育園、幼稚園の皆様には保健所や教育委員会から報告、連絡などあると思いますので対応をよろしくお願い申し上げます。また、それぞれの教育機関で対応も異なるかも知れませんが各機関の方針に従ってください。

最後に、当クリニックのブログにもございます通り、適切な診断(問診、咽頭検査または血液検査)と治療があれば過度に恐れる必要のない疾患です。尚、『9月15日の百日咳感染報告』をご覧になられていらっしゃらない方は是非ともご確認くださいませ、よろしくお願い申し上げます。

(了)

百日咳感染報告~糸魚川市内について~

皆さんこんにちは、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。2018年9月中旬頃から糸魚川市内の小学校、保育園・幼稚園で百日咳の患者様が見つかっております。

(1)糸魚川小学校 ほぼ全学年

(2)西海小学校 高学年

(3)糸魚川東小学校 高学年

(4)能生保育園

各学校、保育園、幼稚園の皆様には保健所や教育委員会から報告、連絡などあると思いますので対応をよろしくお願い申し上げます。また、当クリニックのブログにもございます通り、適切な診断(問診、咽頭検査または血液検査)と治療があれば過度に恐れる必要のない疾患です。

しかしながら、乳児が罹患してしまうと重症化し、死亡する例もありますので十二分にご注意ください。尚、咳が立て続けに出る咳のために夜間も寝苦しい1週間以上咳が続くなど症状のある方は医療機関の受診をお勧めいたします。さらにご家庭・ご近所に6か月未満のお子さまが居る、近日中に出産を控えている方は十分にお気を付けくださいませ。

最後になりますが、是非とも『9月15日の百日咳感染報告』をご覧になられていらっしゃらない方はご確認くださいませ、よろしくお願い申し上げます。

(了)

百日咳報告(糸魚川市内、第一例)

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。さて、本日はタイトルにもあります通り、百日咳のお話しです。

先日、当クリニックに咳がひどくて眠れないという小学生の患者さんがお見えになりました。一度咳をすると止まらないくらい続くということで百日咳の検査をしたところ、翌日になって検査委託業者から「陽性です(百日咳菌が居ました)」という報告を受けました。お隣の上越市でも先月から罹患者増加中、ということですのでしつこい咳が続く方は医療機関受診をお勧めします。適切な診察、必要に応じた検査、抗菌薬の内服で治療できますのでご安心ください。

ところで、百日咳とは何なんでしょうか。読んで名の如く、一度発症すると咳が治るまでに約3か月間(100日間)要するという疾患です。特に乳児が罹患すると咳発作で呼吸が止まってしまい命を落とすこともあります。しかし、最近は百日咳で命を落とした乳児がいるというニュースは聞かないと思います。なぜなら、1960年代以降に生まれた皆さんは幼少時に予防接種を受けていらっしゃるからなのです。ワクチンって本当にありがたいですね(問題:百日咳の含まれるワクチンの名前をご存じですか、答えはブログの最後に掲載します)。

ところが、この幼少時に得られた抗体(免疫)は年を追うごとに減っていきます。なんと過去の全国調査では小学校の低学年頃で最も減少しその後に少しずつ増えていくということが判明しました。いったん減ったはずの抗体が増える、これは自然界では起こりえないことです。では、なぜこのような現象が起こったかというと、抗体を失った小中学生が再び百日咳に罹患してしまい新たに抗体を作り始めたからだと推察されています。予防接種をすることで命を落としかねない乳幼児は百日咳を発症しないのに、小中学生になると百日咳に苦しめられるという変わった状況になってしまったのです(知らぬ間に罹患し、知らぬ間に治ってしまうのですね)。

☆上図 www.falco.co.jp/business/41-014-2.pdf から引用☆

そこで立ち上がったのが日本小児科学会です。就学前に百日咳のワクチンを追加接種して、就学後も百日咳から子どもたちを守ろう!という運動が始まりました。下記に平成30年度8月に更新された予防接種スケジュールを添付いたします。

☆上図 日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール最新版☆

残念ながら、就学前後の百日咳を含むDPTワクチンの追加接種は現時点では定期接種ではなく任意接種となってしまうために皆さんの負担となってしまします。しかし、小さなお子様(特に乳児)が居るご家庭や、新しい家族が増える、または増える予定であるというご家庭ではお父さん、お母さんも予防接種をご検討ください。ご自身の発症した感染症が子どもに感染して、子どもがつらい思いをする(最悪の場合は亡くなってしまう)なんて考えたくもないですからね。

末筆となりますが今月は3連休が多くてお出かけ日和です。こんな素敵な時期ですので皆さんも体調など崩されませんように、どうぞご自愛くださいませ。

(了)

 

クイズの答え

Q 百日咳を含むワクチンの名前

A 三種混合ワクチンまたは四種混合ワクチン

ワクチンカンファレンス in 東京

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。風が涼しくなり秋の到来を感じさせる一方で、遥か南の海では台風が発生するという、例年とは異なる季節の変わり目ですがいかがお過ごしでしょうか。気圧、気温、天候の変化が著しく、体調管理が難しい時期ですので、お身体を壊されませんようにご自愛くださいませ。

さて、病気にならないための人類の英知と言えばやはり「ワクチン」ではないでしょうか。ワクチンの普及のおかげで、かつては「死の病」と恐れられていた天然痘や結核、破傷風、その他にも幼少時に発症すると重症化して死に至るケースもある肺炎球菌・Hib髄膜炎、ジフテリア、百日咳、ポリオ、麻疹といった病気の発症率を限りなく『0』に近くすることができました。そのワクチンについて、最新の知見と今後の課題について東京で勉強会が開催されましたので出かけて参りました。

2018年9月8日、やってきた会場は東京都品川区にある新高輪プリンスホテルです。「高輪」という字が読めずに困りましたがクリニックのスタッフに「たかなわ」と読むと教えてもらったので無事に会場にたどり着くことができました。会場に来てビックリ、20-30人か、大きくても100名程度の会議だと思っていたのですが、なんと

会場の端がかすんで見えるほど広大で、横幅が10メートルはあろうかというモニターが正面に二枚も設えてありました。芸能人の結婚式の披露宴はこんな会場で開催されるんだろうな、などと想像してしまいます。さらに驚くべきことは、この会場に集まった人たちのすべてが小児科医!総勢約500名!北は北海道から南は沖縄まで全国の先生方が本会議のために集まったようです。

続いて、講演の内容です。ワクチンの権威とも呼ばれる著名な先生3名がご講演をされました。

(1)ワクチンの課題と小児科医の役割、宮﨑千明 先生

(2)ワクチンの副作用は予測できるのか、石井 健 先生

(3)グローバル時代の子どもたちを守る予防接種戦略、岡田 賢司 先生

の三題です。非常に興味深く、すべてについて詳細を記載したいのですが、とりあえず概要を記載したいと思います。

(1)では沖縄で発症してしまった麻疹の集団感染について触れました。ところで、皆さんは麻疹をご存じでしょうか。自分は20歳の時に海外旅行から帰ってくるなり発症してしまい、40度を超える発熱、倦怠感、頭痛に苛まれ、1週間近く入院するハメになりました(汗)。これを小さいお子さんが発症してしまったら確かに致死的になるなと身をもって知ることになりました(少々脱線してしまいました)。さてさて、自分の時もそうでしたが麻疹は国内で発生して感染が広がるということは殆どありません。沖縄県の場合(先の東京の流行でも)、近隣諸国の麻疹流行地から観光でやってきた訪日観光客が感染源となってしまいました。そこに不幸にもワクチン接種率が低い(とはいっても麻しん・風しんワクチン接種率は90%前後)ことが重なり、免疫を持っていない住民が多かったために感染が拡散することになってしまいました。外から侵入してくる感染源に対して身を守るためには、己のみならず地域の住民がワクチンの接種率を限りなく100%に近づけなくては防御しきれないのですね。余談ではございますが、任意接種のロタワクチンやおたふくかぜワクチンが70-80%まで接種率が上がってきました。素晴らしい接種率とかつては思っておりましたが、感染の拡散を防ぐにはまだ十分とは言えない状況なのだと思い知らされました。

(2)は研究の要素が強い内容でしたが、簡単にまとめると、特異的な遺伝子を持つ人にはワクチンを接種しても効果が出ないことがある、という内容です。しかも、最先端の技術を用いた血液検査でそれを調べることも可能である、とのことでした。たしかに、予防接種をしたのにもかかわらず病気を発症してしまう人って居ますよね、特にインフルエンザワクチンを接種したのに発症される方が多いように思います。実はそういう方はワクチンの効果を弱めてしまう特殊な遺伝子を持っていることが研究段階で分かっており、それを血液検査で調べることも可能である、というのですね。そこまで医学が進歩しているなんて知りませんでした。

(3)2020年に東京オリンピックが開催されます。全世界の人々がこのスポーツの祭典に集まると思います。集まるのは人々だけではありません、人を介して病原体も集まってしまいます。ポリオや麻疹といった日本では殆ど流行しない疾患が流行している地域の人たち、経済的な理由や宗教上の理由でワクチンを接種していない人たちも訪日します。そういった人たちと接触しても重篤な疾患を発症しない、拡散させないためにも予防接種が重要になります。今こそ海外から持ち込まれた感染症を拡散させないためにも予防接種にご協力ください。そうです、お子さまだけではありません、41歳以上の特に男性の方は麻しん・風しんのワクチンをされていない方が多いですし、ポリオや百日咳の抗体も8‐10歳頃から減少していきます、大人の皆さんもワクチンの接種が求められているものがあります。ぜひ、何十年ぶりかの母子手帳を開いて、接種していないワクチンがあれば積極的に予防接種をしましょう。感染の拡散を防ぎ、大切な命を守るために。

この白熱したワクチンカンファレンスが終わったのは20時30分頃、糸魚川行きの終電はもちろんありません。当日は東京で宿を取り、翌日は日曜診療が控えているために午前9時までには糸魚川に戻らなくてはなりません。

皆さんご存じの東京駅です。時計の針は見にくいと思いますが5時30分を過ぎたところです。午後5時であればもっと人通りが多いはずですがこの通りがらんどうです。そうです、9月9日午前5時30分の東京駅です。朝一番の新幹線に乗って糸魚川へ戻り日曜診療の始まりです。長距離の移動と、慣れないスーツで疲れが出たか、帰りの新幹線では始終眠っておりました(汗)。

そんなこんなではございますが、新しい知識を得て、経験値を高め、地域の皆さんのために渡辺はこれからも尽力いたします!

(了)

舌下免疫療法のお知らせ(スギ花粉症のあなたへ)

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。先週の日曜日に糸魚川東小学校で運動会が催されていましたのでお邪魔して参りました。澄み渡る空と、さわやかな風が心地よい校庭で、学童の皆さんが白熱した真剣勝負を繰り広げていました。クリニックの界隈に、こんなにたくさんのお子さんがいらっしゃるんだなあ、と改めて感動しておりました。そして、輝く未来、大きな夢を持った皆さんの安全・安心・健康のためにも尽力しなくてはならないと強く思いました。・・・ということで、土曜日診療はもちろん休日診療も張り切って取り組もうと考えておりますので、いざというときにはご利用くださいませ(病児保育室も併せてご利用くださいませ)。

さて、いよいよ5月も終盤となり、とあるアレルゲンでお困りであった皆さんには平穏な時期となりました。そうです、あの困りもののスギ花粉の飛散がようやく落ち着く時期です。メガネやマスク、たくさんの内服薬や点眼薬、点鼻薬から解放される時期です!

そして、さらにスギ花粉症の方々に嬉しいお知らせです。タイトルにもございますとおり、新しい剤型の舌下免疫療法薬が2018年6月末に発売されることになりました。今までは12歳以上のお子さんが対象でしたが、新しいお薬では何歳のお子さんでも治療を開始できます。わずらわしい内服薬や点鼻薬などから卒業できる絶好の機会かも知れません。

ただ、年齢制限がないとはいえ、皆さんもご存じのとおり、スギ花粉症を発症される方の殆どが小学生以上ですので3-4歳のお子さんが舌下免疫療法をすることは滅多にないと推察されます。

また、スギ花粉症の舌下免疫療法を開始できるのはスギ花粉が飛散していない時期ですので、なんと発売と同時に治療を開始することもできます。治療を開始してから半年ほどで効果が現れ始めますので、来年の飛散期に悲惨な思いをされなくて済むかもしれません。

ご興味のある方はぜひとも当クリニックへお越しくださいませ。皆さんのご来訪をお待ち申し上げます。

(了)

 

~おまけ~

季節を感じさせるのは何も院外の木々や花々ばかりではありません。院内にも初夏を思わせる風物詩がやって参りました。皆さん、なんだと思われますか・・・

そうです、こちらは夏の代表ひまわりです!

今回もブルーファンさんの技術によって花々が輝いているようです、美しいですね。花を生かすも凡庸になってしまうのもお花屋さんに依るところが大きいようです。

このような妖精たちが集まりそうな雰囲気のメルヘンチックなクリニックですので、ぜひ遊びに来てくださいませ。

 

ヒトメタニューモウイルス感染症

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。暑くなったり寒くなったり、体温を調節するのが難しい時期の到来ですね。

さて、そんな気候が不安定な時期に、最近よくクリニックを訪れた方々から質問されるウイルスがございます。正確な名称を仰られたお父さん、お母さんもお見えでしたが、舌を噛みそうな名称のために覚えられるのも苦戦されたのではないでしょうか。そうです、その名は、君の名は「ヒトメタニューモウイルス(hMPV)」です。ヒト=ヒューマン、ニューモ=肺炎、つまり人に肺炎を引き起こすウイルスと言う意味になります。hMPVについて簡単にまとめましたのでご参照ください。

ヒトメタニューモウイルスは呼吸器感染症を引き起こす原因ウイルスの第2位の称号を得ております。流行する時期は春先から夏頃(下図参照)で、ちょうど小児の呼吸器感染症で発症頻度の最も高い、ライバルにあたる感染症である「RSウイルス」の流行する時期(晩秋から春先にかけて)と被らないように上手く構成されています。目立つためにはライバルの居ない時期が良いという考え、侮れませんね。

前述した通り、迅速検査を行うことはできますが特効薬がないために治療方針は対症療法(症状に対して治療を行う)となります。つまり、確定診断がついても一般的なカゼもヒトメタニューモウイルス感染症も治療は同じと言うことです。

本ウイルスに感染しないためにも、うがい手洗い咳エチケットを守って人にうつさず、人からうつされないようにしましょう。特に、免疫力が弱い乳児やご高齢の方はより注意しましょう☆彡

(了)

ワクチン情報(4)

皆さんこんばんは、院長の渡辺です。先日の記録的な豪雪には本当に困りましたが、暖かい日が続き雨の効果もあって、クリニックに高く降り積もった雪は徐々に小さくなりつつあります。こんな日は特に雪崩に気を付けてください、当クリニックの屋根では雪崩が幾度となく発生しております。

さて、タイトルにございます通りワクチンの話題です。ようやく、インフルエンザワクチンの供給の見通しがつきました。糸魚川市内ではまだ大きな流行はございませんので、未接種の方(特に腎臓や心臓に基礎疾患を有していらっしゃる方や65歳以上の方)は早めの予防接種をお勧めしております。さらに、受験を控えた方や年度末に大きなイベントを控えてらっしゃる方も予防接種をお勧めしております。皆さんご存じと思いますが、インフルエンザを発症してしまうと、約1週間も学校や保育所には通えなくなりますのでご注意くださいませ(予備校や塾もNGです)。また、同ウイルスによる肺炎や脳炎と言った合併症を発症して致命的になってしまうこともございますので”感染したら治せばよい”と簡単にお考えになりませんよう、重ねてお願い申し上げます。

もう一つ、供給が遅れているワクチンと言えば日本脳炎ワクチンですね。当クリニックは少量ですがワクチンを入荷できましたので、接種する年齢に達していらっしゃる方、特に3歳を過ぎているのに一度も日本脳炎の予防接種をされていないという方は是非ご連絡くださいませ。

今後とも定期的に情報を発信して参りますので、当クリニックをよろしくお願い申し上げます。

(了)

インフルエンザ感染症情報(3)

皆さんこんばんは、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。本日は糸魚川保健所からの感染症発生情報をお知らせ致します。

(1)インフルエンザ感染症について

12月第2週の糸魚川では、定点報告数が0.33(1以上で流行開始の目安)とまだ流行の兆しを見せておりません(当クリニックでも1週間に2人か3人見つかるほどです)。ところが、お隣の上越では7.80、より北方の長岡では13.9と非常に流行しております(糸魚川は流行に左右されない素晴らしい地域のようです)。どうしても流行地区への外出を要する方は、うがい・手洗いの徹底、マスクの着用、そして不要な外出を控えて頂きますようお願い致します。また、ワクチン接種による予防も大切ですので未接種の方はご検討をお願い申し上げます。尚、ウイルスバスターでは防げないかも知れませんのでお気を付けください(当HPの広報をご参照ください)。

(2)その他の感染症について

感染性胃腸炎(主にノロウイルス感染症、ロタウイルス感染症)が全国的に流行しております。上越市では定点報告が16.67、新潟県全体でも8.11と非常に高い数値を示しております。糸魚川市では1.00と(流行に踊らされずに)落ち着いておりますが、感染の拡大に注意しましょう。中でもロタウイルスは途上国での乳児死亡原因のワースト3に入る恐ろしい感染症です。先進国の日本であっても、乳児が発症してしまうと入院を要するほどに重症化することが多いので、ロタウイルスワクチンによる予防をご検討くださいませ。オマケに、感染性という言葉を心配されてか「ただの胃腸炎ですか、感染性胃腸炎ですか?」とご質問される方がクリニックによくお見えになります。答えを申し上げますと、体調不良や食べ過ぎを除いて、ある人が発症してしまった胃腸炎が別の人に「感染しない」ことは殆どございませんので、ただの胃腸炎では「ない」と思って頂けますと幸いです。

最後に、市内ではアデノウイルス感染症(プール熱)や溶連菌感染症を発症される方が増えてきており、能生地域では特に前者の罹患者が多いようです。高体温が長く続くような場合は上記疾患が疑われることがございますので、医療機関の受診をご検討ください(状態によっては迅速検査を行うこともございます)。

それでは、明日からも無理せず、健康第一で、よりステキな一週間にして行きましょう☆

(了)