皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。なんと、建築会社の皆さん、職人の皆さんの惜しみないご助力のお蔭で殆どの工事が完成いたしました。残すところはスタッフ玄関・スロープ・階段部のタイル、噴水、その周囲の石張り、植栽、そして仕上げはアスファルトでの駐車場整地になります。ここまで来ることができたのも皆さんの惜しみない支援があってこそだと思います、本当にありがとうございます。
さて、皆さんの記憶にも新しいと思いますが、昨年末に糸魚川駅前の市街地が大火に見舞われてしまいました。しばらくは被災現場も荒廃したままでしたが、最近はきれいに整地されていました。入念に都市計画が練られ、区画整理が施行され、今まさに新しい地域が生まれようとしています。何度でも繰り返し蘇る糸魚川、歴史ある地域の一つである糸魚川と言う土地に築いた新生クリニックで、自分は地域医療に貢献したいと強く思いました。皆さんから頂いた恩義に対して恩返しするためにも。
☆上の写真は本年4月の写真です☆
☆下の写真は本年9月の写真です☆
今回は外構工事の中でも最も目立つクリニックの壁面のロードサインをご紹介いたします。先ずは下の写真をご覧ください、片仮名の「ス」と思いきや、こちらはこどもクリニックの「と」に当たる部分です。裏側はこのように配線と板状の照明が金属板にくっ付いています。
こちらは表面です。赤く燦々と輝いているのは病児保育室の「室」の字です。写真では大きく見えますが、先ほどの「と」と比べると大きさは半分程度です。持たせて頂きましたがいずれもかなりの重量があります。
トレーシングペーパーに文字を書いて壁面に広げて最終レイアウトを確認します。下書きの配置で問題なければ、いよいよ工具でロードサインを打ち込みます(やり直しなしの一発勝負です)。写真で見て頂けると分かると思いますが、こんな高いところでの作業は怖くて自分には到底できません。皆さんのお仕事にはただただ感謝するしかありません。
そして、この恐ろし高所の作業は丸一日かけてようやく完成しました。発光確認のために夕方に点灯試験を行いました。無事に文字板に仕込まれた照明が光り輝き、文字に後光が差したように浮かび上がって見えました。この瞬間、また一歩完成に近づいたんだなあ、とじんわりしてしまいました。自分にとっては点灯式でした。
正面のロードサインも無事に完成しました。まだ明るかったので下の写真では光っている感じが分かりにくいかも知れません、ごめんなさい。また、おや?あの単語が無いぞ、と思われた方もおいでと思いますが、アーチのサイズが思いの外に小ぶりであったために、今回は「CHILDREN」という単語が抜けて、ITOIGAWA CLINICとなりました。大人の方もこれで入りやすいのではないでしょうか。
完成までもう少し!今後も見どころがたくさんございますので、皆さんもブログチェックをよろしくお願い致します。竣工後は内覧会などございますので、皆さんのご来訪を心からお待ちしております。
(了)