本日は本当に残念なことがありました。ある方が当院にお見えになられ、何か異常が無かったか、と聞かれたことが始まりです。何のことだろうと思い、昨年作ったばかりのアプローチ(雨避け)を調べてみたところ・・・
こちらは外構用のタイルでクルマが乗っても壊れない(割れない)タイルですが、画面中央下に見られる亀裂が入っていました。余程の強い力が一点に集中的に加わったことが原因と思われます。しかも、1か所ではありません、数か所に見つかりました。その他にも、タイヤ痕と思われる汚れまで見つかりました。
このアプローチは、だるくて辛くて、病気に苦しみ、それを回復しようとして当院を訪れた人たちのために、雨や雪から身を守るために作ったものです。設計士、建築士、基礎工事、木工事、左官工事、信用組合などなどの人たちの力をお借りして相当な時間を掛けて作りました。お子さまたちが怖がらないように、明るく、それでいて外観を損ねないように無骨なものではなく可愛らし設計にしていただきました。本当にたくさんの方々に携わって頂いた、皆さんの思いの詰まったアプローチだっただけに、苦しくて辛い思いをしてしまいました。
いったい何があったというのでしょうか・・・。
診療時間内に変わった報告はありませんでしたので、非常に気が重かったのですが、診療終了後に敷地内に設置されていたカメラに異常が無いかを確認することにしました。人為的なものではなく、地震などで、またはちょっとした事故でできてしまったものと淡い期待をしておりました。
しかし・・・
上記写真は21時30分を過ぎた頃のものです。ブログには動画を載せることができないために文書で報告しますが、5名の学校ジャージ姿の若者がアプローチ内をスケートボードで移動し、ジャンプなどをされていました。タイルが割れてしまったのは、その時の衝撃のためと考えられます。タイヤの痕は事故ではなく、スケートボードで付いてしまった汚れのようです。10分間でしょうか、思うままに身体を動かされ、消えない痕跡をたくさん残した後に、若人たちは闇夜に消えていきました。ここは診療所ですので不法侵入罪に、アプローチを壊して放置しては器物破損罪に問われるということを知らなかったのかも知れません。
すでに事件から数日が経っていますが、その方たちからも、関わっている方々からも何の連絡もありません。人生で12年間、糸魚川では8年間、小児科(こどものための医療者)として働き、病児保育室を運営し、糸魚川市内の中学生向けに体験学習・キャリアフェスティバルなどに参加して、協力をしてきたつもりでしたが、本当に悲しく虚しさを感じる一日となりました。
(了)
これは、ひどい…。
悪質ですね。
これはひどい