おはようございます、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。現在、全国的に不足とされている日本脳炎ワクチンとおたふくかぜワクチンについての追記いたしますので是非ともご一読をお願い申し上げます。
【日本脳炎ワクチン】
上記ワクチンは生後6か月~3歳に初回接種(2回)を行い、概ね初回接種から1年後に追加接種、9~12歳でⅡ期接種を行います。既に初回接種を受けていらっしゃる方については免疫を獲得されていると考えられますので、追加接種やⅡ期接種を急ぐ必要はないと報告されております(詳細はこちら→日本小児科学会pdf)。来年度から供給が安定する予定ですので、初回接種以外の方はしばらくお待ちくださいませ。尚、特例措置対象で定期接種期限が近い方につきましても、初回接種と同様に優先いたしますのでご連絡くださいませ。(過去のブログの内容はこちらからどうぞ→日本脳炎ワクチンについて)
【おたふくかぜワクチン】
上記も生産が停止してしまったワクチンです。おたふくかぜを発症すると難聴や不妊症(男性も女性ともに)を来すことがありますので、是非とも予防接種を受けるようにしてくださいませ(ワクチンを接種することで合併症のリスクを下げることができると報告されています)。尚、本ワクチンが安定するのは本年10月とされておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。(過去のブログの内容はこちらから→おたふくかぜワクチン不足について)
(了)