アレルギー勉強会in横浜

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。9月29-30日はアレルギー性鼻炎の勉強会(演者として)横浜に出向して参りましたのでご報告申し上げます。

会場は桜木町駅付近にあるロイヤルパークホテルの23階の会議場。当クリニックの床面積と同じくらいの広々としたフロアでした。そう言えば、10階以上ある建物に久々に入りましたね。慣れないに合わないスーツを着込んで、外来管理に難渋したアレルギー性鼻炎の症例というタイトルを発表しました。会場にいらした医師は耳鼻科の先生が多かったのか、へえ、小児科ではそういう治療をするのかと頷いていらっしゃいました。

他にも数題の演題が上がっていたのですが、どの演題でも取り上げられていたのが『フェキソフェナジン/プソイドエフェドリン配合薬』の効果、切れ味の良さでした。フェキソフェナジン・・・配合薬と言えば皆さんご存じのディレグラですね。ただ、錠剤が大きく、空腹時に飲まないといけないために忘れやすいのが欠点です。しかし、その欠点をも上回る即効性、抗炎症作用などは本当に素晴らしいと思います。

興味深い演題に「アレルギー性鼻炎を発症されている患者様の鼻粘膜では感染症が成立しやすく治りにくい」という基礎研究の内容がありました。確かに、外来にお見えになるアレルギー性鼻炎の方が風邪をひいてしまうと、中々治癒に至らなかったり副鼻腔炎を併発してしまったりすることが多いと経験的に感じておりました。それがすでに研究レベルで解明されていたことに感動しました。

これからも、アレルギー性鼻炎に苛まれ困っていらっしゃるの患者様が一人でも減りますように、勉強会での知識を活かして診療に臨みたいと思います。

(了)

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