念願のレンガのアーチ ~外構工事など~

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。自分にとっては食欲の秋ですが、医学界では学会の秋、勉学の秋というのが通説です。そのため、明日から防火・防災講習会や産業医講習会、小児心身医学会の学術集会と連日の座学コースとなります。

さて、本日は待ちに待った外構工事の報告です。その中でも特にレンガのアーチの作製が始まりましたのでご報告致します!左官職人さんが土台に下地を塗り、一枚一枚丁寧にレンガを貼り付けます。ただ貼っているように見えますが、曲線や柱の角があるために、既成品をそのまま使ったのでは美しく並びません。1mmの誤差が生じてしまうだけで美しさを損ねてしまうのです。そこで、レンガを採寸幅に合わせて電動カッターでカットして、アーチ部分や角にぴったりフィットするように、一枚ずつ貼っていくという気の遠くなる作業を続けてらっしゃいます。全体をご提示したいのですが、この作業も雨に弱く、レンガを切る際に粉塵が舞うために雨除け、風除けの中で行われています。

下から向上げた格好ですが、このアーチの部分に美しくはまり込んだレンガにうっとりします(分かっております、撮影角度がひど過ぎるなど言わないでくださいね)。また、レンガ自体は全て同じものですが、焼きむらがあるために違う色に見えます。これを左官職人さんの見立てで薄い色や濃い色のレンガが固まり過ぎないように配置していくのですから、その芸術センスの良さに感動してしまいます。


☆こちらは横から覗いた写真になります☆

最後に、7月のコンクリート打設を終えてから手の入れられなかった一階の床に手が加えられていました。床を美しく、かつ水平にすべく、薄くコンクリートが流されていたのです。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は水が打たれて居ません。何故かと言うと、大量にコンクリートを流し込んだわけではないので全体が均一に冷やされて固まるために、ひび割れを防ぐための水掛けが必要なかったとのことです。

内部もボードが貼られ徐々にクリニックの様相を呈するようになって来ました。日に日に完成に近づいているのを現場で肌で感じ、本当に竣工が楽しみになって来ました。皆さんも是非、11月開催予定の内覧会にお越しくださいませ、お待ちしております。

(了)