病児保育室説明会(3)

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。ジメジメしていたかと思えば強烈な日差しが襲う、この気候の変化にいったい誰が適応できるのでしょうか(汗)。屋外でお仕事をされている皆さんには頭が下がる思いです。

さて、先月から始まりました病児保育室の説明会も4回目を迎えました。そして、なんと前回は初めて糸魚川こどもクリニックの院内で見学会と併せて実施することができました!本日はその様子をご紹介したいと思います。

説明会当日の6月30日土曜日といえば、午前中はしとしとと雨が降り、午前診療が終わった後には窓からは梅雨らしい景色を楽しめる空模様でした。そんな穏やかな天候の下、ひまわり保育園から紫陽花を連想させるたくさんの美しい方々がお見えになりました。なんと9名も!!

まずは院内1Fの診療部門をご案内して、病児保育室を利用する児がどのようなところで診察を受けるのかを見学していただきました。『実は来たことあるのよね』『大人も診察してくれるって聞きました』などと穏やかに言葉を交わされていましたが、その眼差しには鋭いものが宿っていました。

一通り診療部門を確認していただいた後に病児保育室2Fの見学となりました。『キレイですね』『とてもオシャレ』『シャワー室もあるんですね、スゴイ!』などお褒めの言葉を頂きました、ありがとうございます。
続いて、病児保育室事業について説明を行いました。15分程度、院長である自分から事業の概要を皆さんにお伝えしたところたくさんの質問が飛び交いました。『送迎サービスってどうすればできるんですか』『あればありがたいですよね』『お弁当を準備していただくとなるとお幾らするんですか』『おやつも準備していただけるんですか』などなど、利用者の立場をよく考え、プロならではの質問の数々でした。本当にモチベーションの高い先生方でした。

続いて、保育室長からも病児保育室GEO(ジオ)の使い方を説明していただきました。途中で雷鳴がとどろき、激しい雨が降り、電波障害になったためか保育室長の声が聞こえなくなるというアクシデントもありましたが無事に説明会を終えることができました。最後は保育室長の提案で”一同一本締め”となりましたが、なぜ一本締めだったのかは不明です。60分間に及ぶ見学・説明会が終わった頃には雷鳴は遠のき雨も弱まり天候は回復しておりました。これも、皆さんの『普段の行いの良さ』と『運の良さ』ゆえにですね☆

最後になりますが、ご多忙中であり、さらには足場も悪かったにも関わらず説明会に参加してくださったひまわり保育園の皆様に厚く御礼申し上げます。

(了)

2018年7月の休日診療について

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。本日は7月の休日診療のお知らせです。

休日診療では緊急性の高い方を優先して診察するために、診察の順序が来院の順序と必ずしも一致しないこともございますので何卒ご了承くださいませ。

楽しみのはずの休日に病気を発症されてしまったとしても、病気を治すためのお手伝いをいたしますので、来月もよろしくお願い申し上げます。

(了)

病児保育室説明会(2)

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。最近は急に熱くなり、蒸す日も多く、体調管理が難しくなって来たように思われますが皆さんはお変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、6月21日、28日に病児保育室の説明会を行って参りました。今回、訪問させていただいたのは糸魚川カトリック天使幼稚園さんとやまのい保育園さんです。職員の皆さんは、一つでも内容を聞き漏らすまい、という気迫を持ってパワーポイントを凝視し、自分の語りを聞いてくださいました。

 

 

 

 

最後の質疑応答は非常に盛り上がり『病児保育室を登録している人が識別できるようなアイテムがあると助かる』『ぜひとも送迎サービスを始めて欲しい』といったご意見を賜りました。

 

 

 

 

 

 

さて、室長ではないのですが病児保育室の『送迎サービス』というものをお話ししたいと思います。簡単に言うと、保育園・幼稚園で急病を発症されてしまったお子さんを”病児保育室のスタッフ”がこども園までお迎えに行き、そのままお子さんをクリニックで診察し、病児保育室で預かってしまうというスーパー便利なサービスです。お父さん、お母さんが託児所までお迎えに行く必要も医療機関に連れていく手間もございません、これは是非とも早々に開始したいサービスです☆

今後の予定ですが、6月30日にはひまわり保育園の皆さんを病児保育室にお招きして説明会を行い、7月12日には西海保育園に出張します。その他に、一般のお父さん、お母さん向けにも説明会を行いたいとも考えております(定期健診で行うのが最良と考えましたが市役所から許可が下りないのが実情です・・・)。そこで、ご要望がございましたら父母会やママ友会などでも説明をいたしますのでご連絡を賜れますと幸いです。

皆さんからのご連絡を心からお待ちしております。

(了)

クリニック勉強会(6月版)報告

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。本日は6月23日(土曜日)に行われた一般の患者様向けの勉強会の報告です。

勉強会の当日は気管支ぜんそくを発症して困っているお子さまをお持ちの保護者の方や、ぜんそくをお持ちの方(成人の方も含めて)、小さなお子さんをお連れになったお父さん、お母さんもお見えになっていました。

じっとしてお話を聞くのが難しい小さなお子さんは隣室のお部屋で保育士が対応しておりましたので、皆さん真剣なまなざしで講演を聞いてくださいました。

次回は7月21日、または28日を予定しております。夏真っ盛りの時期ですので脱水症や熱中症などについてお話をしようと思います。クリニックの診察時間だけではお伝えするのが難しい内容もお知らせしたいので、たくさんの方にご参加いただけますと嬉しいです。

(了)

クリニック勉強会のお知らせ(6月版)

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。しとしとと雨が降り、アスファルトが濡れ、庭に植えられた紫陽花が葉を揺らし、雲に太陽が隠れたためか肌寒い朝は、外の景色を眺めながらローズの香りのする紅茶を口にしてゆっくり物思いに耽りたいですね・・・、すみません、暴走しました。

さて、こんな時期は最初にお示しした通り、ぜんそくの発作が出やすい環境でもあります。ぜんそくを患ってらっしゃる、ご家族にぜんそくを発症されている方がいる、そんな皆さんのお役に立つべくこの勉強会を企画をいたしました。限られた診療時間ではお伝えすることのできないお話も含めて、皆さんにお話ししようと考えております。是非とも勉強会にご参加くださいませ、お待ちしております。

(了)

病児保育室説明会(1)

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。本日の外来診療は非常に落ち着いておりまして、皆さんが健やかにお過ごしなのだろうなあ、としみじみ感じておりました。そういえば、水ぼうそうが流行って来たような気配も感じております。

さて、先日の6月7日に糸魚川東保育園に出張・病児保育説明会をして参りました。東保育園の園長先生やスタッフの皆さんがとても優しく、温かく、自分の行った説明にも熱心に耳を傾けてくださいました。皆さん、本当にありがとうございます!今回の広報活動を通じて病児保育室の存在がご両親の負担軽減に一役買って、保育士の皆さんのお手伝いにつながると嬉しいです。

今後の予定ですが、市内のこども園であるカトリック天使幼稚園、やまのい保育園、西海保育園などに説明会で伺うことになっております。当園でも説明会をやってほしいなあ、などのご要望がございましたら当クリニックまでご連絡をいただけますと嬉しいです☆必ずやお伺いいたします!

 

その他にも、「病児保育室を利用してみたいなあ、でもどうやって使うのかしら、教えてほしいなあ」と希望されるに皆さんに向けた説明会などもできればいいなと考えております。ご要望がございましたらご連絡を賜れますと幸いです。

子どもたちの明るく楽しそうな笑顔のために、糸魚川の未来を支える子どもたちのために、これからも尽力したいと思います。

(了)

2018年6月の休日診療について

皆さんこんばんは、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。ようやく病児保育室だより6月号が出来上がり、今回の作品はアド・クリークさんのご助力により素敵な仕上がりになりました☆今回も糸魚川市内の保育園、幼稚園にお配りいたしますのでお楽しみにしていてくださいませ。皆さんのお手元には、6月の上旬までに届くと思われます。

さて、いよいよ本題です。今月の休日診療ですが

3日、10日、17日、24日の4日間、午前9時30分から11時の営業となります。急病でお困りの方は当クリニックをご利用ください。休日診療ではスタッフが少なかったり、薬局さんに限られたお薬しかなかったりと、ご利用の皆さんにはご不便をおかけしてしまうかも知れませんがご容赦くださいますようお願い申し上げます。

(了)

舌下免疫療法のお知らせ(スギ花粉症のあなたへ)

皆さん、こんばんは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。先週の日曜日に糸魚川東小学校で運動会が催されていましたのでお邪魔して参りました。澄み渡る空と、さわやかな風が心地よい校庭で、学童の皆さんが白熱した真剣勝負を繰り広げていました。クリニックの界隈に、こんなにたくさんのお子さんがいらっしゃるんだなあ、と改めて感動しておりました。そして、輝く未来、大きな夢を持った皆さんの安全・安心・健康のためにも尽力しなくてはならないと強く思いました。・・・ということで、土曜日診療はもちろん休日診療も張り切って取り組もうと考えておりますので、いざというときにはご利用くださいませ(病児保育室も併せてご利用くださいませ)。

さて、いよいよ5月も終盤となり、とあるアレルゲンでお困りであった皆さんには平穏な時期となりました。そうです、あの困りもののスギ花粉の飛散がようやく落ち着く時期です。メガネやマスク、たくさんの内服薬や点眼薬、点鼻薬から解放される時期です!

そして、さらにスギ花粉症の方々に嬉しいお知らせです。タイトルにもございますとおり、新しい剤型の舌下免疫療法薬が2018年6月末に発売されることになりました。今までは12歳以上のお子さんが対象でしたが、新しいお薬では何歳のお子さんでも治療を開始できます。わずらわしい内服薬や点鼻薬などから卒業できる絶好の機会かも知れません。

ただ、年齢制限がないとはいえ、皆さんもご存じのとおり、スギ花粉症を発症される方の殆どが小学生以上ですので3-4歳のお子さんが舌下免疫療法をすることは滅多にないと推察されます。

また、スギ花粉症の舌下免疫療法を開始できるのはスギ花粉が飛散していない時期ですので、なんと発売と同時に治療を開始することもできます。治療を開始してから半年ほどで効果が現れ始めますので、来年の飛散期に悲惨な思いをされなくて済むかもしれません。

ご興味のある方はぜひとも当クリニックへお越しくださいませ。皆さんのご来訪をお待ち申し上げます。

(了)

 

~おまけ~

季節を感じさせるのは何も院外の木々や花々ばかりではありません。院内にも初夏を思わせる風物詩がやって参りました。皆さん、なんだと思われますか・・・

そうです、こちらは夏の代表ひまわりです!

今回もブルーファンさんの技術によって花々が輝いているようです、美しいですね。花を生かすも凡庸になってしまうのもお花屋さんに依るところが大きいようです。

このような妖精たちが集まりそうな雰囲気のメルヘンチックなクリニックですので、ぜひ遊びに来てくださいませ。

 

クリニック勉強会のお知らせ(5月版)

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。最近は大気が非常に不安定で、天候・気温の変化が著しい日が続いております。こんな日は、気管支喘息(ぜんそく)、自律神経症などの基礎疾患をお持ちの方は症状が出やすいので体調管理には十分に気を付けてください。

さて、本日は5月のクリニック勉強会のお知らせです。今月は糸魚川東小学校や糸魚川小学校などなど、糸魚川市内の多くの小学校で運動会がございますので定期勉強会はお休みとさせて頂きます。次回から(6月以降)は第4土曜日の午後に定期的に行う予定ですので、内容や開催時刻はHPや本ブログでご確認くださいませ(ぜひお越しください☆)。

また、勉強会では普段の診療では時間を割いて説明するのが難しい細かい内容をお伝えしたり、皆さんが抱く疑問・質問にも対応したりすることができます。病気を知り、立ち向かうためにもご参加くださいますと幸いです。

それでは、皆さん体調を崩されませんようにご自愛くださいませ。そして、本日、運動会を控えている皆さんのご活躍をお祈りしております。

(了)

 

~おまけ~

毎週の楽しみとなっています、ブルーファンさんのお花です☆センスの高さに脱帽してしまいます。そして、この器の下に敷かれているレース、なんと”手編み”なんです!実家の叔母がクリニックのためにと作ってくれました☆

次のお花は作りもの(プリザーブドフラワー)かと思われるかも知れませんが本物です。こんなにも色鮮やかなカーネーションが世の中にはあるとは知りませんでした。品種改良をする研究家と美しく育てる農家の皆様の努力・労力、そしてブルーファンさんの技術により、珍しいだけの花・どこにでもあるような花であっても調和のとれた芸術へと昇華するんですね。もちろん、レースも作品に奥行きを与えています!

さいごに、当院のイメージキャラになりつつあるウサギです。向かって左の白いうさぎは薄いダンボール、右のうさぎは木の板で出来ています。白いうさぎは軽量で耐久は弱いけれども安定感があり、茶色のうさぎは比較的重くて頑丈ですが小さな足で体重を支え切れず立てません。どちらか一匹だけでは不安定で立ってはいられませんが、2匹が並ぶことで互いに支え合い、安定して立つことができます。仲の良い二人がお互いの弱点を補っているようにも見え、とてもほほえましい光景です。

ヒトメタニューモウイルス感染症

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。暑くなったり寒くなったり、体温を調節するのが難しい時期の到来ですね。

さて、そんな気候が不安定な時期に、最近よくクリニックを訪れた方々から質問されるウイルスがございます。正確な名称を仰られたお父さん、お母さんもお見えでしたが、舌を噛みそうな名称のために覚えられるのも苦戦されたのではないでしょうか。そうです、その名は、君の名は「ヒトメタニューモウイルス(hMPV)」です。ヒト=ヒューマン、ニューモ=肺炎、つまり人に肺炎を引き起こすウイルスと言う意味になります。hMPVについて簡単にまとめましたのでご参照ください。

ヒトメタニューモウイルスは呼吸器感染症を引き起こす原因ウイルスの第2位の称号を得ております。流行する時期は春先から夏頃(下図参照)で、ちょうど小児の呼吸器感染症で発症頻度の最も高い、ライバルにあたる感染症である「RSウイルス」の流行する時期(晩秋から春先にかけて)と被らないように上手く構成されています。目立つためにはライバルの居ない時期が良いという考え、侮れませんね。

前述した通り、迅速検査を行うことはできますが特効薬がないために治療方針は対症療法(症状に対して治療を行う)となります。つまり、確定診断がついても一般的なカゼもヒトメタニューモウイルス感染症も治療は同じと言うことです。

本ウイルスに感染しないためにも、うがい手洗い咳エチケットを守って人にうつさず、人からうつされないようにしましょう。特に、免疫力が弱い乳児やご高齢の方はより注意しましょう☆彡

(了)