FRP防水工事+壁面工事

皆さんこんにちは、本日は久々に晴れ間が見えますね。ということで、日曜日ではございますが、防水処理の業者さんが駆けつけてくださいました、ありがとうございます☆それでは、本日も進捗状況のご報告です。

先ずは何故晴れの日に防水加工か?から説明させてください。防水が必要になるのは北側(中央大通り側)と玄関側(堤ハウジングさん側)にあるテラスのような構造をしている出っ張った場所です。下の写真でいうと、雨水などで濡れないようにとビニールシートで覆われている箇所のことです。ここは水が溜りやすい構造をしているために、特殊な防水加工が必要となります。それが今回のタイトルとなっている、FRP防水加工です。FRPは特殊警察部隊のような響きではございますが、Fiber Reinforceed Plasticsつまりは線維強化プラスチックの頭文字をとったものです。

☆この青いテントの中で屋根の防水工事をされています☆

屋根に相当する部分に下地を塗って、その上に耐水性のあるポリエステル樹脂を塗りつけます。塗付後、速やかにふわふわした羽毛のような(下の写真が実物で、触るとチクチクして痛いです)ガラス繊維を載せて(貼って)いきます。ガラス繊維を敷き詰めたところで、その上に再び樹脂を塗りつけていきます(含浸)。

何故こんなミルフィーユ・サンドのようなことをするのかというと、耐水性のある樹脂ですが、塗りむらがあったり、塗っていなかった部分があったりするとそこから水が漏れてしまいます。そういった部分を減らすために樹脂を塗った上に、樹脂に親和しやすいガラス繊維をたっぷり貼り、さらにその上に樹脂を塗るのです。こうすることで親和したガラス繊維が塗り残しや目には見えない細かい小さな穴などを覆い、耐久性と機密性を保ち水漏れを防ぐようです(含浸処理)。

☆ふわふわして見えるガラス繊維ですが触ると痛いです☆

ただし、この作業は水が大敵なようで、下地が濡れていたり、樹脂がしっかり乾かないとやり直しになってしまうために、晴れの日に、シートを張ってまで作業をされているようです。休日返上で、しかもシートの下という蒸し暑い環境下で作業して頂くなんて、申し訳ないと言いますか感謝・感激と言いますか。今夜はたくさん飲んで疲れを癒してください。

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続いては外部の報告です。外壁が張られ始めていて、狭くて作業のしにくい東側(地域振興局側)や二階を除いて、だいぶん仕上がって来ました。アーチの部分には煉瓦が、そうではない部分にはシートが貼られていきます。建築工事の見どころですので、皆さんお見逃しなく☆シャッターチャンスもきっとあります。

☆南側(裏側)の一階部分はほぼ外壁が出来上がりました☆

☆北面(表面)もだいぶん出来上がりました☆

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こちらは内部です。細かい作業が多く、柱の太さなどの微調整が見受けられました。

☆誰かが建物内でチーズを食べていたようです☆
☆実は木屑です☆

天井も所狭しと配管が伸びていました。中には生き物のような見た目のものも居て、ちょっとした肝試しをするには最適の場所かも知れません。

☆上は空調システムですが巨大な蟹のようにも見えます☆

☆配線と配管の森☆

☆制御室はさらに配線が増えました、カオスです☆

また、大きな家具が作られ始めました、その名は階段!いつもは写真左端に見える梯子で怯えながら一階と二階を行き来しておりましたが、この階段ができれば怯えることなくクリニック内を往来できそうです。棟梁さま、一日も早く階段の作成をお願い致します。

☆まだ未固定で数段しかできていません・危険☆
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最後までお付き合い賜りましてありがとうございます。今後も全力でブログを書き続けますので、皆様からのコメントをいただけますと嬉しいです。それでは、今日一日もステキにお過ごしくださいませ。

(了)

教育カウンセラー養成講座・教育講演

皆さんこんばんは、糸魚川こどもクリニックの渡辺です。本日は上越市のワークパル・上越で学校カウンセラーさん向けに3時間に及ぶ教育講演をして参りました。喋り過ぎて喉が痛くなってしまいました。

さて、今回はカウンセラーさんたちが対象ですので、心身症や心気症の患者さんのカウンセリングについて講演しようかと思いましたが、他の講師の皆々様がWMNなど超有名大学の教授でしたので、背伸びをしない方が良いと考えを改めました。自分の経験とスキルを活かして「医療とカウンセリング」という視点で講演をすれば、教授先生と内容が被ることなく恥をかくことなく、より実践向けな講演になるのではないかと思いました。3か月のお時間を頂いてスライドショーを作り、180分間の長丁場に耐えうるものを作り臨みました。

講演後の質問時間に、非常に鋭い質問が飛び交いました。薬物療法を開始したらそのまま続けなくてはいけないのか、服薬期間が長くなった場合に副作用や合併症は出やすくならないのか、甘やかしにならないか、辛かったら(学校などを)休んでも良いんだよと言うのは問題ないのか、頭が痛い、つらいなどと訴えるが実際はそんな印象を持てない生徒にはどう接すればいいのか、夜更かしがやめられない生徒にはどうしたらいいのですか、などなどです。現場のカウンセラーの先生も色々お考えになって対応されているのだと強く感じました。

そして、こんなに上昇志向が強く、生真面目で、熱心なカウンセラーの先生方の居る新潟県にお住いのこどもたちは恵まれているなあと改めて思いました。新潟県万歳☆

本日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。明日も朝陽が皆様に幸せを運んで来てくれますように心からお祈り申し上げます。

(了)

お詫び ~開業時期について~

皆さん、こんにちは。今年のお盆はいかがでしたか、祝日もあって一族の皆さんが勢ぞろいされて楽しくお過ごしになったことと存じます。業者さんたちも、お盆には三連休を取られていたようで報告が遅れてしまいました、ごめんなさい。

さて、タイトルにある通り皆さんにお詫びがございます。

《開業延期》
2017年11月1日を予定しておりました開業日ですが、1週間ほどの遅れが生じてしまいそうです。本来であれば2017年3月末に着工する予定でしたが諸事情で5月末に遅れてしまい、このような事態になってしまいました。病児保育室を期待されていた皆様、当クリニックのご利用を考えてくださった皆様、同職員の皆様、関係者の皆様には心より深くお詫び申し上げます。

一日も早い開業のために、施主(院長)、及び事業者、設計士、関係者一同身を粉にして作業を進めておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。開業後は必ず、糸魚川に住まわれる皆様のお役に立つために尽力致します。

《新聞記事について》
2016年11月3日の糸魚川タイムズの記事についてです。下記に対象となる記事を掲載いたしました。

上記のように実名と開業時期まで細かく記載されています。また、この記事に大きく関与している自分ではありますが、この記事の存在を当時は知りませんでした。掲載後、糸魚川市在住の友人から連絡があり初めて判明しました。

新聞に掲載され、役場が情報源となって発信された開業時期が10月となっておりましたので、期待されていた方々の失望は大きかったのではないでしょうか。記事が出てしまう前に対策が取れず、本当に申し訳ございませんでした。

(終)

 

下記は今回のできごとについて自分なりに考えた文章になります。クリニック情報とは少し離れますので、読み飛ばされるか、お時間のある時にさらっとご一読くださいますと幸甚です。

《延期について・いろいろ》
2016年4月頃に病児保育室を併設するクリニックを作るために、市役所へ問い合わせをしました。糸魚川市も初めての事業ですので、どのような事業にするのか、どのような補助があるのか、何が必要なのか、などなど意見交換をして居りました。その後も幾度となく、高岡市から糸魚川市役所のこども課に足を運び議論を重ねてきました。

そして、クリニックの開業が晩秋~冬場の感染症が流行する時期になってしまうと、新規にできたばかりの病児保育室の運営が難しくなるとお伝えしたところ、市役職側から「県の承認も必要だが、2017年度内の承認を得て、10月には開業できるようにしましょう」という提案で話しが進んでいきました。非常に心強い言葉に泣きそうなほど感謝しました。

その後、県と市との交渉が難航したのか、前例が無いと棄却されてしまったのか、明確な回答を頂けないまま時が経ちました。状況を伺っても、「こちらでできる限りのことはやっています」というような内容が返って来るのみのもどかしい、じれったい時期が続きました。年が明け、春が来て、結局承認されたのは予定よりも2か月遅い2017年5月連休明けとなってしまいました。速やかに業者を選定して、見積もりを作りましたが、着工したのは同年6月1日となってしまいました。

過ぎてしまったことは仕方ない、何とかならないものかと、工期を短縮して、目標とする(掲載されてしまった)10月中に開業できないものかと建設会社・設計士と入念な打ち合わせ、遅くまでの会議などをしております。しかし、『2か月以上の遅れ』を取り戻すことは難しいことが明らかになりました。本当に申し訳ございません。

それから、糸魚川市を何度も行き来し、市役所の職員さんとも面談をしていたにもかかわらず、こういった記事が存在することを知らず、内容の確認もできぬまま皆様に発信されてしまったことを防げなかったことをお詫び申し上げます。自分の浅薄さゆえに導いた結果と思います、改めて気を引き締めなければと思いました。

最後になりますが、経験が浅く、未熟者ゆえに今後も皆様に多大なご迷惑、不快な思いをさせてしまうかも知れません。こんな小生ではございますが、今後とも皆様のお力を貸して頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

(了)

木工事+配管工事(2)

皆さん、こんにちは。本日は涼しい雨模様で心癒されますが、いかがお過ごしでしょうか。今回は外構と内部構造の進展具合をご報告をしたいと思います。見た目に美しい華々しい煉瓦やタイルを貼る工事はもう少し先ですのでお楽しみに。

まずは、外からご案内いたします。木の枠に防湿・防水材(シート)が貼られ、玉虫のように輝いているのが本クリニックの一番の見せ場である煉瓦のアーチです。正面側(西側、堤ハウジングさん側)と道路に面した側(北側、公文さん側)に設置される予定です。シートを貼られて耐久性の増したその姿、そして大きさに期待感が高まります。


☆正面、玄関口の煉瓦のアーチになります☆


☆北側、煉瓦アーチ部は写真手前です☆

続いて内部をご案内いたします。天井は所狭しと配線が走っております、まるで血管と神経の束のようです。この無秩序を思わせる配線はまとめられてある場所へと向かいます。人間でいうところの中枢神経、脳に当たる部分、制御室に集められております。

☆ものすごく多種類の配線の行先は・・・☆


☆制御室で一括されます☆

もちろん、室外機に繋がる配線などもありますので、外部にも写真のように配線の束が飛び出しております。異様な光景です・・・。

 

 

☆左:外部への配線の束☆


☆束が一面に連なります、すこし恐い風景ですね☆

気になると言えば、入口に置いてあったこの袋。風神雷神図屏風の風神が持って居そうな袋です。中身は何かというと、先ほど出て来た写真にも掲載されていた配管のようです。オシャレで力強いネーミングに感心しました。


☆この偉大なる風神は銀色に輝く配管のことです☆

☆ボクが風神ダクト、よろしくね☆

さらに、空調装置も最大径が1メートルを超すような大きなものが次々と吊り下げられていました。来年の夏には大活躍が期待されます。それにしても、落ちて来ないか心配です・・・。

☆たくさんのエアコンが吊り下がっています☆

最後になりますが、二階の病児保育室の進捗状況です。床暖房の上に床板が敷かれており、土足厳禁となっておりました。スリッパを持って来ていなかったので見学を断念しようと思いましたら、職人さんが「そのままで大丈夫ですよ」と声を掛けてくださいました。甘えてばかりでごめんなさい。

☆床暖房の上に床板が貼られていました☆

本日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます。もう少しで半分というところに到達しました、一日も早い竣工を楽しみにしていてください☆

(了)

木工事+配管工事

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。こちらは無事に台風を乗り切ることができましたが、皆さんもご無事であることと一日も早く元の生活に戻れますよう心からお祈り申し上げます。

さて、こちらは8月6日の夕方の空です。雲と空のコントラストがとても美しかったために撮影しましたが、携帯電話に付属するカメラでは解像度に限界があるようでした。

☆虹が隠れているのですが分かりますか☆

続きまして、クリニック情報です。先日お伝えしたポリウレタンを覚えていらっしゃいますでしょうか。そうです、腐海の森の植物のような物体です。その屑がまとめて現場のごみ箱に破棄されていました。この姿は見た目にスポンジのようですが、それよりも硬度があります。

☆削り取られたウレタン屑です☆

以下は8月8日、まさに糸魚川を台風5号が通過した日の写真になります。機材の打ち合わせをした後、18時頃に現場に向かいました。この雨風だから、きっと工事は進んでいないのだろうな、と考えながら現場に到着すると見たことの無い光景が目に入りました。なんとクリニック内から光が漏れていたのです。まさか既に誰かが開業しているのか、と妄想して敷地内に入ると、たくさんの業者さんたちのクルマが並んでいました。そうなのです、実はこんな悪天候の中で皆さんが作業を続けていらしたのです。


☆暗雲と暗闇の中で薄暗く光る、まさにダンジョン☆

やや興奮気味で内部に入ると今話題のRPGであるDQのしびれクラゲのような巨大な照明が現れました。この大きな提灯が照らす光によって周囲に10人近い職人さんが居て、皆さん細部のチェックや配管の取り付けをされているのが分かりました。先日までは空間に余裕のあった天井は、この日には余すところなく配管・配線が並んでおりました。この新しい配線は何だろう・・・?と思って眺めていると「これはスイッチの配線ですね。こっちは電気で、こっちは・・・」と傍にいた電気系配線の担当のお兄さんが丁寧に教えてくださいました。なんと配線の種類が多いこと。天井が暗くてうまく撮影できませんでしたので、画像は後日に添付致します。

☆夜間の道路工事で見たことあります☆

2階部は床の色が変わっていたのに驚きました。黒っぽい板が敷かれ、その上には銀色の鉄板のようなものが敷かれていました。建築担当の方に伺ったところ、黒いのは緩衝・遮音材で、銀色の鉄板は床暖房とのことでした。1階のコンクリートに埋め込んだナスカの地上絵を彷彿させる床暖房とはだいぶん違いますね。

☆遮音材を敷いているところです☆


☆2階の床暖房は近未来な雰囲気です☆

台風にも関わらず作業を続けてくださる職人の皆さんには本当に感謝しております。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。きっと仕上がりも素晴らしい作品になるだろうと期待が高まります。

この度も最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございます。皆さんにとって、本日も幸せな一日となりますようにお祈りしております。

(了)

木工事~ウレタン吹き付け~

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。日に日に水田の苗が伸び、蝉が声高々に歌い、かき氷が美味しくなって夏らしさを感じる今日この頃であります。さて、最近は内部の工事が多く、見た目に変化が分かりにくいと思いましたが、動きがございましたのでご報告申し上げます。

まずは屋根です。本クリニックで最も広い二階部の屋根が完成しました。この炎天の中、日焼けと高所という恐怖にも屈することなく、職人さんが一枚一枚丁寧に気の遠くなるような作業で取り付けてくださいました。この屋根が完成したことで、階下で仕事される方の熱疲労がだいぶん軽減されることと思われます。イケメンな職人さんたち、ありがとうございます(写真が無くてごめんなさい)。

☆黒く輝く屋根、ゆえに足跡が目立ちます☆

続いては内部構造についてです。ところで、下の写真にございます太いホースは何だと思われますか。中央に金属があり絶縁体のようなもので包まれております。自分はてっきり電気回線かと思ったのですが、なんと冷房の配管(冷媒配管)だそうです。このホースは、来院された方々が院内で熱中症にならないための強い味方です。

☆輝く銅線が高貴な雰囲気を醸しだします☆

建物内に入り天井を見ると、風の谷のナウシカの腐海の森を思わせる光景が広がっておりました。天井一面に生息するカビのような生命体、垂れ下がる管は腐海の蟲たちのようでした。腐海は、蟲たちは実在していたのか・・・、と遠い目をして思いを馳せていると傍にいた職人さんから「これはウレタンという断熱材ですよ」と声を掛けられました。その職人さんの姿を見て腰が引けました、なんと腐海の植物たちを全身に纏った(まとった)ような姿だったのです。どうやら、乾いたウレタンを削っていたところ、全身にウレタン屑がくっ付いてしまったようなのです、ドルクの民ではありませんでした(写真が無くてごめんなさい)。


☆1階の天井、垂れ下がっているのは冷媒配管☆


☆2階の天井、腐海の森のよう☆


☆きれいに削られたウレタン、美味しそう☆

ウレタンを吹き付けられた天井には換気のための銀色に輝く太い配管が新たに張り巡らされていました。人でいうところの気管でしょうか。本クリニックの見映えのために、配管の出口にあたる排気口(人でいうところの鼻)は、表からは見えないように全て裏側に回していただきました。その分、配管が長くなってしまいましたが、設計士・業者の皆さんには感謝申し上げます。

☆おそらく一番太い配管です☆


☆先ほど紹介したものより細身の冷媒配管です☆

来週も内装工事がメインとなりますが、順調に進めばいよいよ外構のタイルを貼り始めます。そうなれば華やかな場面が多く、ブログも毎日のように更新するかもしれません(わくわく)。最後に夕日を浴びて金色に輝くクリニックを掲載いたします。完成が楽しみでなりません。

本日も最後までお読みくださいまして、誠にありがとうございます。台風5号が近付きつつあるようですので、皆さんも万全の対策をして備えてくださいますようお願い申し上げます。

(了)

木工事~サッシ取り付け・内外部造作~

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。夏らしい暑い日が続いておりますが、お変わりないことと存じます。

本日は先ず嬉しいお知らせから報告させてください。なんと、この2か月余りで当クリニックのHP(ホームページ)を閲覧された方が2,000人を突破いたしました!皆さんお気に掛けてくださりありがとうございます。これからもHPや本ブログを通じて、クリニック関連の情報、学会や勉強会、最近流行している感染症についてなどの情報を可能な限り発信していきたいと思いますのでご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、本題に入りたいと思います。今までのクリニックの写真は骸骨と言いますか、骨格のみの画像が多かったと思いますが、いよいよ窓が付いたり、配管が付いたりと建物らしい体(てい)を成してきました。人間でいうと母親のおなかの中に居て臓器が作られ始める”器官形成期”と言ったところでしょうか。

先に外部の説明をしていきたいと思います。写真の手前に見える木でできた柱、こちらは本クリニックの見せ場でもある玄関の煉瓦アーチの基(もと)になります。こちらにチョコレート色のレンガを丁寧に貼り、クリニック全体に美味しそう・・・、ではなく優しい印象を持たせます。

☆職人さんが丁寧に作り上げてくださいました☆

続いてはクリニックの裏面の説明です。先日までは無かった窓が嵌め込まれています。さらに、分かりにくいと思われますが、一階部分には屋根も仕上がっています。屋根が分かった方は相当な視力の良さと想像力をお持ちだと推察されます。


☆ほぼすべてのサッシに窓が嵌め込まれました☆

内部に潜入すると前回よりも薄暗くなっておりました。ダイライトという壁板が四方に貼られ、外部からの光を遮っていたようです。まさにその”お陰”でしょうか、屋内がとても涼しくなりました。写真を見て頂くと天井に細くて青い管と赤い管、太くて青い管が見えると思いますが、こちらが水関係の配管になります。色の違いは水かお湯かを区別するもので、太いものは排水管です。ここにはさらに換気のための管、エアコンの配管、電線などが入り込み、それはもうカオスになることが予想されます。

☆屋内を血管のように配管が行き交います☆

最後に、いつもの高所からの写真になります。まだまだ先は長いですが、クリニックの完成が楽しみでなりません。

☆一階の丸窓がお気に入りです☆

本日も最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。皆さんがこの暑さと上手にお付き合いして、今日一日を最高の日にされますようにお祈り申し上げます。

(了)

採用試験・結果報告

採用試験を受けてくださった皆さん、炎天の中にも関わらず受験してくださって誠にありがとうございます。選考は非常に悩みましたが結果をご報告いたしますので、ご確認をよろしくお願い申し上げます。

木工事~内部探検~

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺です。外側ばかりの報告が多かったと思いますので、本日は内部の様子をご報告申し上げます。

職人さんの皆様の尽力により木工事は順調に進み、外観も立派になって来ました。ヘルメットを装着し、いよいよこの建物の内部に潜入します。

☆とあるゲームに出てきそうなお城です☆

まず最初に目に留まったのが玄関にあるこの扇風機です。ただの扇風機ではありません、ミスト機能が付いており気化熱を利用してより涼しい空気を送るという優れものです。

☆ミスト・ファンという名前が付いているそうです☆

続いては待合室の吹き抜け部です。作業台があり奥の様子が遮られているので分かりにくいかも知れませんが、吹き抜けを見上げるとそこには病児保育室が見えます。完成後は利用者の皆さんに待合室から手を振ってみたいです。

☆一階部の奥は受付、二階部は病児保育室です☆

外付けの風に揺れる階段を上り、2階に来ててみると資材がたくさん置かれていました。屋根があって床から高い分、雨風を避けられるためかと推測されます。内部に進むと少し広くなったスペースがありました、ここはどこかというと院長室です。見晴らしが素晴らしい場所ですが、道路側の壁には窓が付かない予定です。この風景も今しか見られないと思うと愛おしくなります(・・・なりませんね)。

☆院長室からの景色☆

最後に、勇気を振り絞って向かった場所が屋根の上です。作業効率のために安全柵や手すりなどは最小限に抑えられており、素人がその場に行くと高さに怖くて動けなくなります。屋根はシートが貼られており、これから板金が装着されていきます。

☆手前にあるのがこれから貼り付ける板金です☆

ダンジョン探検は以上で終わりですが非常に楽しいものでした。この情景を思い出しながら、壁紙の色や床の色、外壁のレンガ、家具の色調などを選んでいく作業になります。安らぎのある作品に仕上げたいと考えております。完成まで今しばらくお待ちくださいませ。

☆日に日に完成に近づいております☆

最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。本日も洗濯物の乾きやすい一日となりますように心からお祈り申し上げます。

(了)

小児神経学サテライトセミナー(摂食障害について)

皆さん、こんにちは。糸魚川こどもクリニックの渡辺祐紀です。2017年7月16日に上記勉強会がありましたのでご報告申し上げます。サブタイトルに「入門コース」と記載がありましたが、内容は専門医を対象としたような内容が多かったような気がします。今回は自分の受けた印象が強かった心身症の中でも摂食障害についてコメントをしたいと思います。

さて、今回は5つのセクションに分かれており、(1)診察の仕方、(2)てんかんの症候学・外科治療、(3)脳炎・脳症について、(4)代謝疾患について、(5)心身症、発達障害について、です。

発達障害と言えば、注意欠如・多動症や自閉スペクトラム症などが最近の話題になっていると思われます。しかし、これらに対しては文章が長くなることが懸念されること、各々の専門家によっても治療指針が多少異なることもございますので割愛させて頂きます。もちろん、当クリニックでもご相談に応じますのでご遠慮なくお尋ねください。

では、以下にもう一つの話題の心身症のお話しをさせて頂きます。心身症というと様々な疾患がありますが、今回お話しさせてもらうのはその中でも食事に問題が生じてしまう「摂食障害」というものに致します。不眠・寝不足気味の方はぜひご一読ください、眠れるはずです。

摂食障害と言えば、カーペンターズの女性ヴォーカリストのカレン=カーペンターが発症したことでも有名になった拒食症(神経性食思不振症)は皆さんご存じのことと思います。この疾患を発症された方には強い痩せ願望があり、痩せている方が美しいと思い込みます。困ったことにこの考えがエスカレートしてしまい、周りから見れば十分に痩せているのに「自分は太っているのだ」といった非普遍的なボディ・イメージを持ってしまう患者さんが多いと言われています。それ故に、医者や家族が「栄養が不足しているから、もう少し食事が必要だ、このままでは死んでしまう」という旨を伝えても患者さんは「太るから嫌だ、太るくらいなら食事はしない」と言い返すのです。さらに、理想の体型を得る(痩せる)ために元気よく走り回ったり、活動的になったりする方が多いのです。これが、一般的な神経性食思不振症の症状・経過です。

ところが、最近では痩せ願望を伴わない摂食障害が多くなってきたと報告されています。どういうことでしょうか、何故体形を気にするわけではないのに食事を摂ることができないのでしょうか。子どもたちの診療と食べることに生きがいを感じている自分には理解しがたいものでした。そんな凝り固まった自分の思考でしたが、講演を聴いているうちに柔らかく解けていくような気分になりました。その講演では「食べたい気持ちはあるけれど、食べると吐きそうになる」または、「喉に詰まらせて死んでしまうかも知れない」から食べたくないという不安からくるもの(機能的嚥下障害)や、「何となく気分が落ち込むから食事をしたくない」というもの(食物回避性情緒障害)までありました。

いずれの疾患でも、患者さんたちに精密検査をするものの現在の医療レベルでは原因を突き止めることができません。そのため、心の問題で「気の持ちようだ」と言われてしまうことが多いのです。症状に苛まれて医療機関を受診したにもかかわらず気の持ちようだと医者に言われ、友人、学校の先生方にはどうして食事しないのかと注意され、どの医療機関に行っても同じことを言われてしまうために家族が疲れてしまい言い争いの原因にまで発展することがあります。このような環境下に曝されては患者さんは突き放された気持ちになってしまうのではないでしょうか。患者さんも我々と同じように食事を楽しみたいし、遊んでいたいですし、学校にも普通に通いたいと願っているのではないでしょうか。

残念なことに、これらの診断がついたとしても特効薬がありません。しかし、苦しみを分かつこと、普通と違うと偏見を持たないことが治療の第一歩であり、症状を完全になくすことはできないまでも、症状を和らげることが医者の仕事となります。もし、身の周りにこういった症状で悩んでらっしゃる方がいたら、是非とも医療機関の受診を勧めてあげてください。また、これらの疾患が気になる、もっと知りたい方向けに図書が発売されておりますのでご一読をお勧めしております。
※参考書 大月書店 わかって私のハンディキャップ3摂食しょうがい

(了)